こんにちは。ワーキングマザー30年の いくみ(@nesan_blogger)です。
働きながら子供を育てる。子供にとってそんな母の姿がOKなのかそうでないのかは、解りません。
今でこそ、この記事を書いている現在、30歳となった我が息子は「別にいいんじゃない」などと申しますが、おそらく幼少の頃は「うちのお母さんはなんでいつも家に居ないんだろう?」と不安を抱えていたこともきっとあったことでしょう。
なぜ私はワーママ人生を選んだのか?あらためて振り返ってみます。
ワーママ人生を選んだ根拠
まずは、私がワーママ人生を選んだ根拠について。お恥ずかしながら「根拠」などと偉そうに言えることじゃなくって、それしか自分がやりたいと思ったことがなかったから。
2020年代の今でこそ、子供を授かっても働き続けるママさんたちが大半となってきて、我が勤務先でも同様です。
しかし、我が息子が誕生した1992年。母親とは家庭を守っているいわゆる専業主婦さんたちがほとんどで、教職または医療従事者などある一定の職業にしかワーママはおらず、ましてや会社員なぞ極少でした。
それでも、冒頭書きましたとおり、自分がやりたいことは会社員人生を全うすること。色々辛い思いもしたであろう息子には申し訳ない思いもありますが、親が好きなように生きていかなければ、そうできないことを子供のせいにしてしまう、きっと私はそんな親になってしまいそうだと危惧したのです。
実際、息子が生まれてしばらくは無職だった時期があったのですが、もう、それ自体が苦痛でならず「この子がいるから」みたいに幼な子のせいにしようとしている自分の姿に愕然。このままではいけないと、意を決して再就職活動を始めました。
ワーママ vs 専業主婦って必要?
ワーママと専業主婦。巷間何かと敵対的に扱われてしまったりしますが、お恥ずかしいことに、私は家庭を守ることに専念する才覚がなくって、その道を選ぶことができませんでした。
一方「本当は仕事に出たかったのに専業主婦を選ぶしかなかった」そんな人もいるかもしれません。ご家族の事情で好きな方向に進めないのはとても辛いことでしょう。
逆に「ねーさん、あんなにあくせく仕事してて、息子さんかわいそう」と、いかにも子供の立場を慮って的に評論する人もいるかもしれません。実際、我が実家の両親からは常にそんなふうに見られていました。
でもね。
それぞれの人生。比較論で述べる必要もありませんし、子供といえども他人の立場なのだから、その目線で自分の人生を決める必要もない。でき得る限りにやりたいように生きていけば良いのです。
親が好きなように生きていくこと
とはいえ。子育てのスパンとは実に長いもの。我が家の場合は、高校生くらいまでは幸いに順調に過ごしていた息子ですが、大学進学後に様々な壁にぶつかって、何度も挫折しかけていました。
あらためて、自分の母親としての過ごし方が間違っていたのだろうか?自問自答する日々。
そんなときに、あるカウンセラーの方から掛けてもらった言葉が刺さりました。
「ねーさん。親が好きなように生きていくことで、子供の悩みもきっと解決できるものです」
決して好きなように生きてこなかったわけではないですが、子供が問題に直面してしまった時に「もしかしたら間違っていたのだろうか?」と急に不安に襲われる。
このアドバイスを聞いて、あらためて「好きなことをして胸を張っていこう」と思えるようになって、そして、幸いなことにその後しばらくして息子も壁から復活。ホッと一安心です。
最後にひとこと
少し話が逸れてしまいました。
ワーママなのか専業主婦なのか、母親がどんな状況であったとしても。母親どおしではお互いをリスペクトすれば良いですし、何よりも、子供に「お母さん、人生楽しんでるよ」と伝えられることが大切なのです。