こんにちは。ワーキングマザー31年の いくみ(@nesan_blogger)です。
息子の結婚式を迎えることができました。万感駆け巡ってきますが、一言で表すと「やっとここまで辿り着いた」
ここに至るまでの出来事や自分の想いを書きます。
母親としてはかなりポンコツ
拙著『女性管理職が悩んだ時に読む本』にもところどころ書いていますが、私の子育ては決して順風満帆だったとは言い難く、おそらく母親としてはかなりポンコツです。
息子が親に対してどう思っていたのか?については後述しますが、幼少期の頃の仕事との両立に悩んだことはもちろん、息子が大学生から就職するまでにかけて、色々と大変な出来事が続きました。
誰のせいなのだろう?と考えてみると、おそらく自分のポンコツっぷりの結果なのかもしれない。仕事に懸命でつい子育てが疎かになってしまっていたとも言えます。
でもね。
言い訳になってしまってすみませんが、とにかく毎日が必死で、それしかできなかったんです。
息子がやっと大学卒業して、勝手に次の心配
何度も休学しながら期限ギリギリに8年かけてどうにかこうにか大学卒業。ようやく息子が社会人になった時には、溜め息やら安堵やら。
すると今度は「この子は結婚できるのだろうか?」勝手に次の心配をしている自分が居ます。
それから4年程経った頃でしたでしょうか。
唐突に「紹介したい人がいるんだけど」と切り出す息子。
今お付き合いしている彼女と一緒に住むことにした。結婚したいと思っているけれど、まずはお試し期間で。
彼女がいることも初めて知ったし、しかもお試しって…(苦笑)
初めて「彼女」(いまは、お嫁さん)にお会いしたときとっても素敵な女性で、ホントにうちの息子でいいんだろうか?
またしても、要らぬ心配が湧き上がってきます。
やっとここまで辿り着いた
それからさらに時間が経過して、晴れてゴールイン。
新婦のご両親共々「もらってくれてありがとうございます」と同じ挨拶を交わしたりして、笑えました。
さて。私の今の心境は?と言いますと、もちろん喜びもひとしおですが、冒頭でもお伝えしたとおり
【やっとここまで辿り着いた】
これがいちばん大きいかも。
大学生のときに人生を見失いかけて、家から一歩も出ない日々が続いて、何に悩んでいるのかもあまりハッキリと説明がなくて。
ずーーっとこのままなのかもしれない。
それならそれでもいいや。覚悟決めて、息子の心配ばかりじゃなくて自分の人生を楽しむことにしよう。
そしてブログを書き始めたのです。
それから7年後に、まさか、息子の結婚式に参列することになるとは、想像もできません。
あの頃の自分に伝えたい
私と同じように、子育ての悩みに面して先行きも不安だらけで、そんなお母さんたちもいることでしょう。
だから。
あの頃の自分に伝えたい。
子どもって心配たくさんする分、きっとどこかで返してくれることって、あるから。
息子から式の後に手紙をもらいました。
「嫌なことや忘れられない辛いことや、あったけれど、今となっては自慢の両親です」
その「嫌なこと‥」は、夫と私に対してなのか、はたまた人生のなかで起こった色々なのか、読み取れませんでしたが、ま、それはさておき。
この結びの言葉にじーんときました。
最後にひとこと
息子夫婦が結婚式会場に選んだのは、沖縄県の宮古島。
形式ばった「結納」や「両家のなんとかかんとか」の一切無い、2人の思い出の地でお互いの親族がカジュアルに共に過ごせた、とても思い出深いセレモニー。
自分が結婚した時は、こうしたしがらみがまだ残っている時代でしたので、あらためて、若い世代の自由な演出にも感動をもらいました。