こんにちは。ワーキングマザー28年の いくみ(@nesan_blogger)です。
子どもの卒業。
我が息子の場合は、保育園から始まって大学生に至るまで…折々を振り返ってみるとあらためて感慨深いものがあります。
本人ももちろん頑張ったけれど、親だってたくさん頑張ったから、自分達を称えよう。
私自身もそうやって何度かの子どもの卒業シーズンを過ごしてきました。
ご紹介します。
保育園卒業
まずは、保育園時代から。
今思い返してみても、この卒園式は最も涙が止まらなかったです。
子どもが赤ちゃんのときからいっぱいいっぱいな毎日で、それでも仕事と子育て懸命に過ごしてきて、やっとこの日を迎えた。
この場にいるお互い親同士も苦労の連続だった…そんな思いを抱えつつ式にみんなで臨むから、もう、始まる前から全員号泣。
支えてくれた保育士さんも涙ながらに司会進行してくれて、子どもたちだけがキョトンとしているのもちょっと笑えたり。
6年近くを一緒に過ごしてきた親同士、式の後には居酒屋さんに移動して労をねぎらい合いました。
小学校卒業
次に、小学校。
保育園と違って、母が働いている家庭とそうでない家庭とそれぞれあるから、保育園のときと同じ感慨を必ずしもお互いに共有できないこともあります。
とはいえ、子どもがお世話になる学校生活の中では最も成長幅の大きな時期ともいえる。
特に、我が息子は中学受験で少々苦労をして、6年生のときにある意味"人生の悩み第一弾"に遭遇した経験があるので、なんとかそこを乗り越えて、卒業間際ギリギリに進路が決まったことに安堵したものです。
ちなみに「子どもの卒業に向けて両親がメッセージを書きましょう」「子どもたちはご両親に向けて感謝のメッセージを書きましょう」というのも、小学校卒業時にはよく取り沙汰されるもので、お互いにそれを交換し合った記憶はありますが、
息子が大人になってからふと、「あのときさぁ、お父さんとお母さん、こんなこと書いたんだけれど」「君、こんなこと書いてくれてたんだけれど」って聞いてみても、「覚えてねーなー」っと一蹴されてしまいました。
ま、そんなものです。
中学校卒業、高校卒業
息子は中学受験して中高一貫校に通学していたので、中学校卒業時にセレモニーはありましたが、とくにこれと言ってトピックなし。
一方、高校卒業時は、小学校のときと同じ6年間を共に過ごしてきて、思春期の怒涛の最中に子どもも親も共に苦労し合った仲間。
我が息子がお世話になった学校は、たまたま働いている母が多かった状況にあったので、保育園のときに次いで「もぉさー私たち頑張ったよねーー」ってお互いを称え合いました。
生徒全員が式の最後にサプライズで『旅立ちの日に』を大合唱してくれたときは、親たちも大号泣。
今でもこの曲を聴くたびに思い出します。
大学卒業
最後の卒業となる、大学のとき。
息子はこの時期に最も人生の深い悩みにハマってしまい卒業に8年間を要したため、卒業式には参加しませんでした。
同期の友人達は4年前にとっくに卒業してしまっていて、4学年下の世代と一緒に卒業式というのも、そりゃ参加しづらいものでしょうから、そっとその時を見守りました。
卒業確定も学校のイントラネットにアクセスして知った…という、なんとも切ない状況ですが、ま、これで卒業時の親の悲喜こもごもともお別れです。
親も頑張ったことを、自分達で称えよう
子どもの幼少時から年代を追って、節目節目の卒業のとき、親としての経験をご紹介してきました。
自分が子どもの立場だったときを振り返ってみても、親がどうやって寄り添ってくれていたのか、残念ながら思い出せません。
親も頑張った。でも、子どもにとってはなかなか実感できないもの。
だから、親は自分達のことを、自分達で称えればよいのです。
きっと我が息子も親になったときに、そうして子どもの卒業のときを過ごすことでしょう。