20年前のベビーシッター利用経験をお伝えしました 参納初夏さん「100人インタビュープロジェクト」

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ベビーシッター・個別訪問型保育研究家 参納初夏(さんのう はつか)さん。
保育園、院内託児所、病児保育など様々な保育をご経験をされたのち、フリーのベビーシッター、ならびに、イベントの企画、家族向けセミナーなどの講師としてご活躍されています。

先日「ベビーシッター・訪問型保育に関わる人、100人にインタビューしよう!」プロジェクトをスタートされたと、Facebookの記事で知りました。

働きながら子どもを育てていた私が、シッターさんにお世話になっていたのは、今から20年ほど前の1990年代~2000年代くらい。子どもが保育園児のとき。

「こんな昔の経験でもよければ、ぜひ、参加させてください」と申し込みをしてみたら、快くインタビューをお引き受けくださいました。

さらにベビーシッターの活用をしてもらいたい

初夏さんが現在のお仕事を目指されたのは、保育経験を通じて「家庭に一番近い保育者(=ベビーシッター)として、親子のサポートをすることで、世の中に幸せな親子をふやす」というビジョンをもつに至ったため。

欧米では古くからあった「ナニー」。日本にも「乳母」という存在があったのでしょうが、いつの頃からか「子どもは親の手でケアすべし」みたいな風潮が出てきたのかもしれません。

余談ですが、私が子どもの頃にご近所にアメリカ人のファミリーが住んでいて、ご夫妻がディナーに出かけるために、お子さん3人のケアをナニーに頼んでいたことを、うっすらと記憶しています。
1970年代くらいの頃。当時の日本では、ほとんど有り得ないことだったのではないかな?

時代は進み、昨今は働くお母さんたちが増えたこともあって、ベビーシッターの活用はポピュラーになってきたように見受けますが、それでも「まだまだ利用が伸びていない。さらに活用してほしいです」と初夏さんはおっしゃる。

たしかに、料金もそれなりにかかるし、「初めまして」の方に、スポットで子どものケアをお願いする、というのは心配なのかもしれませんが、とにかく、プロの方の胸を借りる・・という心構えでよいのではないかと、私は思っています。

私のベビーシッター利用経験

フルタイムで勤務していて、身近に頼れる親族もいなかった我が夫婦にとっては、ベビーシッターさんはありがたい存在でした。

もちろん、普段は保育園に預かってもらっていますが、病気のときは登園することができません。
しかも、病気って予測できるものじゃないので、急にお願いをする必要がある。
そんなときに助けてもらったのが、ベビーシッターさんです。

何よりも、個別対応してもらえるのと、自宅に来てくれるから「送り迎え」をしなくて済む。
また、みなさん保育のベテランさんたちでしたので、安心してお任せすることができて、出社も果たせた。
帰宅すると、楽しそうにシッターさんとおしゃべりしている息子の姿にもほっとしたものです。

幸い、息子は、丈夫であまり病気をしなかったので、数回しか利用はしませんでしたが、当時の「安堵感」が今でも蘇ります。

初夏さんは、「古くから利用しておられた方のお話はとっても貴重です」と、耳を傾けてくださいました。

▼インタビュー中の初夏さん

「幼保一元化」の取り組み

私のインタビューをしてくださることがメインではありましたが、昨今の保育状況などの、興味深いお話を逆にお聴きすることもできました。
とくに印象に残ったのが「幼保一元化」

息子が保育園児の頃は、

  • 幼稚園:短時間(例:午前中など)の幼児教育の場
  • 保育園:ほぼ1日の、親に替わって保育をしてくれる場

・・という印象がありましたが、昨今は、その一元化への取り組みが進んでいるとのこと。

幼保一元化は、少子化の進行、育児サービスの多様化に伴って生じている幼稚園と保育所の抱える問題点を解決するべく、幼稚園と保育所の一元化を図ろうとする政策である。
幼稚園と保育所は異なる歴史的経緯により設立されたため、運営基準・職員の資格(幼稚園は幼稚園教諭、保育所は保育士)・所管庁(幼稚園は文部科学省初等中等教育局の幼児教育課、保育所は厚生労働省児童家庭局の保育課)が異なっている。これを一元化し、教育水準の均等化とサービスの効率化を目指す政策である。
―Wikipediaより引用

とくに、幼稚園が子どもを預かってくれる時間を延長する・・などにより、その垣根はさらに、低くなりつつあるようです。
たしかに、縦割りじゃなくて横串で、双方のよさを活かした場を作っていくのは、よいことかもしれません。

一方、保育士さんたちへは「子どものケアをする」という点に加えて「子どもの考えを尊重してよりそう」というスタンスが、求められつつあるとのこと。

親としては、お世話してもらうだけで十分なのに・・現場も、いろいろと変革が起っているようですね。

とにかく、子どもにとってベターなことであれば、どんどん取り入れるとよいと思いますが、保育士さんやシッターさんたちの、日々のご苦労がしのばれます。

今日の一言

今回インタビューをしてもらって、あらためて、子育てを「他の方に助けてもらったありがたさ」について、振り返りと感謝の機会をもらえました。

「100人インタビュー」に参加してみようかな?と思われる方は、コチラのページまで。
リアル面談のほか、Zoom、電話、メールなど、いずれでも対応可能とのことです。

100人インタビュープロジェクト スタートします!  – ベビーシッター・個別訪問型保育研究家 参納 初夏

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は上場企業で19年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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