こんにちは。ワーキングマザー28年の いくみ(@nesan_blogger)です。
仕事と子育て、いつも時間に追われてしまうことが多いもの。
会社仕事だと、定型業務で過ごせるときもあれば、突発事項が起こってテンテコ舞いになってしまうこともある。
とくに対外業務(クライアントさん対応)であれば、そこを優先して、社内報告は後回しても構わない。
子育て真っ最中の部下さんが対応してくれた、ある出来事をご紹介します。
突発事項が終業間際に発生してしまった
この部下さんは、お子さんの保育所へのお迎え都合があって、時短勤務をしています。
クライアントさんからの問い合わせがあったのが夕方近くになってしまって、まずは私のところに相談をくれました。
その内容を聞いて、関係各所との必要なやり取りをしてメールでの回答を得たのですが、それを最終的にクライアントさんに報告しなければなりません。
ご本人の終業時間がすでに迫ってしまっている。私が代わりにクライアントさんと直接お話しすることにしました。
すると。
「おや。その件は先ほど担当者さんから同じ連絡をもらいましたよ」
どうやら、ご本人が間際にも関わらず連絡をしてくれていたようです。
何もしないよりも、同じことを2回してしまってもよい
翌日、彼女から報告がきました。
「すみません。子どものお迎え時間が迫って焦ってしまい…とにかくクライアントさんに連絡しなくっちゃって思って回答して、そのことをねーさんにお伝えするのを忘れてしまいました」
この話を聞いて私が思ったこと。
なんてありがたいのだろう。時間に追われても必死でクロージングしようっていう、そのマインドが素晴らしい。
私が「あらら、それ、もう聞いてますよ」ってクライアントさんからご指摘されても、「申し訳ありません」とお詫びすれば済むこと。
でも、彼女はそのことを気にしてくれて、何より、後からでも報告してくれたことが助かります。
「いやいや。何もしないより、同じこと2回繰り返しちゃうほうがベターだもの、問題なし」
って伝えたら「わーーホッとしました。ありがとうございます。次から気をつけます」と返してくれました。
大したことでなければOK
私自身も、子どものお迎えがあった時代にはたくさん経験があります。
もう時間がない。でも、ここだけはなんとかやり終えておきたい。
「必要最低限のことはなんだろう?」って自問自答してみると、とにかく対外業務を優先する。って思うのです。
で、日々の子育て事項がちょっと落ち着いてあらためて振り返ってみたら「しまったー、社内報告忘れてた」なんてこともしばしば。
でもね。
そんなの大したことじゃないからOK。翌日にでも対処すればよい。
ここで上司が「報告してくれなかったから、クライアントさんに『あららー』って言われちゃったわよ」
…なんて指摘しようものならば、ご本人の「間際での機転」が無駄になってしまう。
とにかく優先事項を果たしてくれたことに、感謝です。
最後にひとこと
仕事の質というのは、それにかける手間や時間だけでなく、内容がどうだったかというのも大切なこと。
質をしっかり保とうという意識は「限られた時間の中で仕上げなければならない」という状況のメンバーさんたちの方が、より多く持ってくれているかもしれません。