こんにちは。女性管理職18年の いくみ(@nesan_blogger)です。
「女性管理職」について、日本政府が「202030(ニーマル・ニーマル・サンマル)」すなわち「2020年までに指導的立場の女性を30%に」という政策目標を掲げるも、未達成に終わっていると聞きます。
詳しくは専門家の解説に委ねますが、それが達成されているとしてもそうでないとしても、現場の女性管理職としては、とにかく粛々と自分の使命を果たすのみ。
おそらくそうした風潮を汲んでか「女性管理職推進」といったTVドラマも散見されますが、現実はドラマで描かれる世界とは異なります。
ドラマはもちろん、デフォルメ的なものとして存在しているのでしょうから、全く否定するつもりもありませんが、ちょっとモノ申しておきたくてこの記事を書きます。
女性管理職の現実とドラマの乖離 3つのポイント
特定のどの番組がその対象となるかはここでは言及しませんが、とくに、ドラマの世界との乖離については主に以下の3つがあると感じています。
- 女性管理職推進には、実は何かの裏がある?
- 女性管理職はカッコイイ服装をしている?
- 女性管理職は妬まれる?
さらに詳しくお伝えします。
女性管理職推進には、実は何かの裏がある?
「女性管理職推進」には、実は表立っての”美談”ではなくて、裏に何かのドロドロした意図があるのではないか?
そんなことはありません。政策と同様、純粋に各企業が取り組んでいこうと目標にしていることであって、その裏に何かの意図は無い。
逆にそのような意図を目論んでいる企業があったとしたら、従業員にすぐに見透かされますし、誰もついていこうなどとしないものです。
女性管理職はカッコイイ服装をしている?
ドラマの世界ではよく見かけますが、女性管理職の姿はいかにも颯爽としていてスレンダーで、しかも、カッコいい服装をしているようです。
しかし、実際にはそんな「キラキラ女子」などでは決してなくって、いかに機能的な服装を心がけるか?に尽きるのです。
詳しくは別記事で書いていますので、ぜひご参考に。
女性管理職は妬まれる?
華々しく抜擢された女性管理職。当初は大活躍するものの、しばらくすると、特に男性陣からは妬み嫉みに合って、誰からも信頼されなくなってしまう…
そんなシーンもドラマでしばしば見かけます。
しかし、女性だからといって妬まれるということは無いし、逆にそのような組織であるならば、そもそもの考え方からして改善すべき。
仕事の仕方に男女差はありませんし、その成果の発揮方法についても同様です。
もし「この管理職は信頼できない」と部下さんから思われてしまったのならば、管理職としてのパフォーマンスに問題があるからで、男だから、女だから、ということは関係ないです。
ドラマからヒントをもらえること
もちろん、ドラマが全て「違う」ということばかりでなく、逆にヒントをもらえることもあります。
例えば以下のような点です。
- 女性管理職がテーマになるということは、それだけ世の中の関心事であること
- 登場人物のセリフに注目していると、参考にできることもある
ドラマを見て「この助言は自分できていなかったなぁ」と思えたことは、現実の場においてぜひ活用してみたいですし、ドラマのコンセプト自体が「働く女性を応援する」となっていると、励まされることも多々あってありがたいです。
最後にひとこと
ドラマの世界とは、ある程度誇張されていたり、時にはスキャンダラスな設定になっていることが話題性にもつながるのでしょう。
しかし、現実なんて、かなり泥臭いことの連続。
それぞれの世界を楽しむこともまた、処世術の一つかもしれません。