こんにちは。女性管理職18年の いくみ(@nesan_blogger)です。
我が部署でリーダーとして頑張ってくれている部下さんが不調を訴えてきました。
話を聴いてみるとちょうど1年前に起こった大変な出来事が蘇ってきてしまい、その時の不安感があらためて思い出される…とのこと。
実は私にも似たような経験があります。しかも我が勤務先の決算期である9月がある意味「鬼門」
この部下さんも私と同じ時期に不安に苛まれてしまっている様子です。
管理職仕事での「不安経験のフラッシュバック」とも言うべきでしょうか。そんな時の対処法を解説します。
管理職仕事での「不安経験のフラッシュバック」とは?
まずは、管理職仕事での「不安経験のフラッシュバック」について。
私は医療の専門家でも心理学の専門家でもありませんので、この表現が適切ではないかも知れずすみませんが、仕事の区切りの時って幾つかあって、特に決算期を終えて新しい期に変わるときに大きな節目を迎えるものです。
我が勤務先の決算期は9月。それまでの1年間を納めて新しい1年間を迎えるのは本来喜ばしいことなのでしょうが、管理職をやっていると不安の方が大きくなってしまう時期でもある。
例えば以下のような点です。
- 前期業績達成度や次期業績目標への不安
- 部下さんたちの評価や自分自身の評価へのプレッシャー
- 異動を申し渡されることもある
実際の不安感とその対処法について、さらに詳しくお伝えします。
決算期前後の不安と対処法
前期業績の達成度や次期業績目標への不安
管理職の使命でもっとも重要なことの一つが業績。会社から期待されている予算を達成するために様々な努力をしますが、残念ながら業績が振るわなかったり、逆に業績が好調だったとしても。
当然、この1年だけで終わるわけではありませんから、常に目標必達を突きつけられてしまう。
特に決算期前後は数字に一喜一憂する、最もしんどいときだとも言えます。
対処法:管理職として一生懸命にやってきたと自負できるのなら、結果を粛々と受け止めるのみ。いい時もあれば悪い時もあるけれど、仕事の神様はいつか微笑んでくれる。
部下さんたちの評価や自分自身の評価へのプレッシャー
今回私が相談を受けたリーダーさんが最も悩んでいたのはこの事象でした。
部下さんたちの評価を実施するのも、期末の管理職業務として大切なこと。人が人の評価をするってなかなかにシンドいんです。
みんなに100点をつけてあげたいのは山々だけれど、昇給のための原資は限られているから相対評価をしなければなりません。
結果が思わしくないと受け止めた部下さんからは恨まれてしまったり、管理職もその上司から評価されますから、自分が期待しているとおりに評価されなかったり…評価者だったり被評価者だったり、相当にメンタリティが疲労するもの。
対処法:評価業務を一通り終えた自分を讃えましょう。自分の評価については、ちゃんと見てくれる上司が必ずいるから。そうでない上司に当たってしまっても、次はいい上司に巡り合える時が来ます。
異動を申し渡されることもある
決算時期ともなると、とかく人事異動がつきもの。私は突然に異動を言い渡された不安に何度か遭遇、この記事を書いている今もまさに、直前までその不安が起きてしまっていました。
対処法:異動を言われるということは、それだけ他部署からも期待されていているともいえる。自信を持って受け止めればよし
辛いことが蘇えってしまったら、そっと自分を労ろう
部下さんにそんな自分の経験を伝えながら対話を進めていきます。
私も不安経験のフラッシュバック、この時期になるといつも思い出してまた辛さが蘇ってきちゃうんだよね。
何年経ってもずっと続いたりするから。
不安から逃れようとせずとも、そっと自分を労うようにしてね。
ねーさんも、ご経験なのですね。私もそうしてみます
部下さん少し安堵したようです。
最後にひとこと
9月頃って、学校生活においても長い夏休みが終わっての切替えでもあります。
仕事の不安経験に加えて、子どもが不調になりやすい時期でもあって、私はそれぞれの不安がダブルできちゃったこともしばしば。
息子が社会人になって以降でも、いまだにその時のことが蘇ってきては「自分、お疲れ様」と心の中で唱える日々です。