管理職同僚の悩み どう寄り添ったらよいだろう? 他人の苦労談が励みになる

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こんにちは。女性管理職18年の いくみ(@nesan_blogger)です。

お互い管理職同士の仲間から相談を受けました。

何をやってもうまくいかない。管理職に自分は向いているのだろうか?
思いがグルグル回ってしまってどうにも立ち行かない。

そんなときに、どう寄り添ったらよいだろう?

色々考えて私が彼女に伝えたのは、自分の苦労談でした。

ご紹介します。

同僚の悩みに寄り添うとき 指図は不要

部下さんの悩みに寄り添うときは、「色々大変だったね。お疲れ様。こんなふうにしてみるといいよ」
と対話することが多いですが、同僚のこととなると。

お互いの立場が似ていますし、ある意味管理職って頑固なところがありますから「こんなふうにしてみるといいよ」はあまり役立たないものです。

実は私は彼女より少しばかり先輩だったので、つい、いつもの癖でアドバイス的なことを言いそうになってしまったのですが、止まれ。

あれこれと話をしていくなかで彼女から出た言葉がヒントになりました。
「どうしたらいいのか、悩みまくって進んだり後戻りしたりの繰り返し。どこかで折り合いをつけたいと模索しているんだよね」

人から指図されることを望んでいるのではなく、何かのきっかけで心の整理をつけたいのかもしれない。

そこで、自分の苦労談を伝えることにしました。

他人の苦労談が励みになる

これはあくまでも一例に過ぎず、どの場合にも応用できるとは言えないかもしれません。

ただ、他人の苦労談って、心が疲れているときでも受け入れやすかったりする。
「私のことをつらつら話して悪いだんだけど、これまで何度も挫折しそうになったことあるよ。投げ出したくなったことも一度や二度じゃない。でもね、気づくと続けてるのよ」

そんな話をしたところで、彼女の心の整理に役立つのだろうか?まったく自信はないですが、私の話が終わったときに「悩んでいるのは自分だけじゃないって思えて少し楽になった」と返してもらって、ホッとしました。

自分だけじゃない、他人も苦労しているんだ。実際に話を聞いて改めて次へのきっかけになるって、あるものです。

同僚の悩み こんな対応はNG

一方、気をつけておきたいNG対応について。

それは、自分の話をした後に「だから、あなたも頑張ってね」的なコメントをすることです。

あくまでも自分の経験を淡々と話す。そこで自分が感じたことを伝える。
この点に徹することが大切。

受け止めた相手がそれをどう感じてどう行動に繋げようとするのか?
それは本人の問題であって、相談に乗った側の問題ではありません。

いわゆる「課題の分離」

相談された側としては親切心でつい、余計なコメントをしてしまいがちですがそこはグッと堪えましょう。

最後にひとこと

同僚からの相談、その後彼女がどう”折り合い”をつけていくのかは、解りません。

今は仕事に前向きになれないってボソッと言っていたけれど、そんなときもあるよね。

あらためて自分が同じような状況だったときのことを思い返して、別記事を書きました。同僚から相談を持ちかけられたり、自分自身が仕事に悩んでいたら。

参考になったら嬉しいです。

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一部上場企業にて女性管理職19年の私が、あなたの悩み解決をお手伝いします。すでに女性管理職で活躍されている方、これから目指したいと思っている方、女性管理職とともにお仕事をされている男性の方、企業の育成担当者の方、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は上場企業で19年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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