「やりたいこと」と「できること」は必ずしも同じではない 自分目線より他者目線

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こんにちは。女性管理職19年の いくみ(@nesan_blogger)です。

現在の部署に異動してから1年半になりますが、今の業務が「自分がやりたいこと」なのかと言いますと、残念ながらそうではありません。

ま、会社員って少なからずそうした状況があるもの。

でもね。

「やりたいこと」と「できること」って必ずしも同じじゃなくって、じゃあ、どうすればいいのか?って考えた時に「できること」を懸命にやればいいのかな、って最近思うようになりました。

自分目線より他者目線。私の経験談も交えて解説します。

突然の異動令から始まった

このことを考えるきっかけになったのが「突然の異動令」でした。

前部署で手掛けていた業務は、自分にとって「やりたいこと」に限りなく近くって充実の日々。

なのですが。

ある時、ボスから突然の異動令。

「部署責任者として別の人をアサインすることにしたので、いくみさんは異動をお願いします」

は?この人何言ってるんだろ?
寝耳に水、とはまさにこのことです。

ま、それははておき。

異動先(つまり現部署)のボスと面談することになって、そのボスとはたまたま何度か以前に仕事を共にしたことがあったのですが、私の仕事っぷりに共感をしてくれたようで

「いくみさんなら、ぜひ、うちの部署に新風を引き込んでくれる」
「いくみさんなら、きっと活躍してくれる」

ありがたい言葉を掛けてもらって、恐縮しきりです。

期待をもらっても、できればやりたくない…との想い

とはいえ。

申し訳ないのだけれど、その業務内容を聞いても心惹かれない。もう少し乱暴な言い方をするならば「できればやりたくない」というのが正直な気持ちでした。

もちろん、自分で異動先を選べるワケでもなく、その後現部署に移って、なんとか気持ちを前に向けようとしたものの、ちょっと進んではまた戻る…の繰り返し。

前任者との引き継ぎ期間をかなり長くとってもらっていたので、その間はお恥ずかしながらこの状況が続きました。

自分主体で取り組むようになって、手ごたえを感じる

ところが。

引き継ぎが終わり、自分主体で取り組むようになって以降、色々と成果も出て手ごたえを感じられるように。

全く経験したことのない分野の業務ゆえ、苦手意識だらけだった一つ一つが、段々と「やりたいこと」に変化をしてきたのです。

それでも今でも「好きなこと」とは胸を張って言えないのですが、今の業務は自分に与えられた使命なのだから「できること」を一生懸命に頑張ろう。

かつて読んで感銘した本のタイトル
『置かれた場所で咲きなさい』のごとく

異動後長らくモヤモヤしていた気持ちが、ずいぶんと整理できつつあります。

自分目線より、他者目線

「やりたいこと」と「できること」が一致していればハッピーだけれど。

そうでないことも結構多いです。

違う考え方をするならば、やりたいこととは自分目線、できることは他者目線。

”自分の想いを叶える優先”ではなく、”他者貢献優先”も大切なんですよね。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は元上場企業で20年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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