部下さんに新たな責務を任命するときの伝え方 3つのポイント

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こんにちは。女性管理職18年の いくみ(@nesan_blogger)です。

部下さんに新たな責務を任命することになりました。具体的には「チームを束ねてね」という内容。
この部下さんの直属上司(マネージャー)も私の部下さんなので、ある意味「孫」みたいな存在。

マネージャーに伝達を任せようと考えていましたが、実際には部門責任者である私が直接本人と対話することに決めました。

具体的にどのように心がけて進めるか、3つのポイントに沿って解説。

部下さんに責務の任命をするとき、どう伝えれば良いのだろう?悩んだときに参考にしてもらえたら…とこの記事を書きます。

部下さんに新たな責務を任命するとき 3つのポイント

まずはその伝達について、私がポイントだと考える点を3つにまとめると

ココがポイント

  1. 日頃の尽力を労いつつ「あなただから任せる」と決めたこと
  2. 加わった責務に対しての報酬をしっかり伝えること
  3. すぐに成果発揮…と焦らずに、上司は伴走役に努めること

さらに詳しくお伝えします。

日頃の尽力を労いつつ「あなただから任せる」と決めたこと

部下さんたちにとって「責務の変更」というのは、一大事。

会社から期待されているようなら嬉しいけれど、やっていけるのだろうか?
不安になってしまうことも多い。

新たな責務をお願いするということは、日頃尽力してくれている結果でもあるから、まずはその労をねぎらって「あなただから決めた」ということをしっかりと伝えましょう。

加わった責務に対しての報酬をしっかり伝えること

そうして部下さんにとって「よっしゃ!頑張ろう」と奮起してもらえたら上司としても嬉しいものですが、なし崩し的に”報酬据え置き”で委任してそのままスルーするのはご法度。

もちろん、各企業毎に人事制度があってそれに基づいて。となりますが、責務が加わった、つまり役割が変わったのならば、しっかりとその対価についても説明することで、引き受ける側の心の覚悟もより明確になれるものです。

すぐに成果発揮…と焦らずに、上司は伴走役に努めること

任命したからといって、当然、すぐに部下さんたちが期待役割を発揮できないこともあるでしょう。

つい「任せたのに出来ていない」と批判的になってしまう上司もいますが、かつての自分だって同じだったはず。
かといって、手取り足取りする必要もなく、任せながら上司は伴走役に努めることが肝要。

トライアル&エラーを繰り返しつつも、本人ならではのやり方を積み上げていけばよくて、困っていそうだったら助け船を出します。

「職務分掌表」に囚われすぎない

一方、このような場合に説明根拠資料として「職務分掌表」が用いられることも多い。

やはり各企業毎に定めがあって運用しているでしょうが、任命された側としてもある程度の基準を把握しておくことは必要です。

私が説明するときには、あまりその内容に囚われすぎないようにしていて、何故かというと役割はキッパリ分けられるものばかりではなくて、上位や下位のそれと重なっている部分も多いから。

また「書いてあることしかやらない」というふうになってしまうのもいけません。

あくまでも参考資料として目を通してもらうようにして、実際は柔軟に進めていけばよいですし、上位の役割を意識しながら活動してもらうことも、次のステップにつながります。

最後にひとこと

新たな責務の説明や伝達。自分事以上にドキドキしてしまうけれど、かつて上司から自分が伝えてもらったシーンを思い浮かべてみます。

「ねーさんに任せた。」

当時の上司は、細かなことをくどくど言わないタイプでしたが、その一言がとても嬉しかった。

部下さんたちにもそんなシーンを過ごしてもらえるよう、精一杯心を込めておこなうつもりです。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は上場企業で19年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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