こんにちは。女性管理職17年の いくみ(@nesan_blogger)です。
上司ならば部下さんと信頼関係を築きたいと切に願うもの。
言い換えれば、部下さんから信頼されない上司なんて意味ありません。
では、ダメ上司にならないためには、どんなことを心がければいいでしょう?
これまでの私の経験や反省を踏まえて解説します。
ダメ上司にならないために 心がけるとよいこと
まずはそのポイントについて。3つにまとめると
- 部下さんが困っていることを自分事として受け止める
- 部下さんに「なぜなぜ攻撃」をしない
- 部下さんが自ら解決できる力を信頼する
さらに詳しくお伝えします。
部下さんが困っていることを自分事として受け止める
上司なんて、部下さんが困っていないときには出番がありません。言い方が適切じゃないかもしれずすみませんが、そんなときの上司は「刺身のツマ」みたいなものです。
ところが、部下さんが困っていることって、かなりの頻度で起きますから、それこそ上司の出番です。
で、何をすればよいかというと、彼らが困っていることを自分事として受け止める。
ただ、それだけ。
周囲の管理職仲間が残念なことに「評論家」みたいな発言をしているのを見受けます。やたらに事業ミッションがどーたら、収益性がどーたら…講釈は部下さんにとって、なんの助けにもなりません。
そんな暇があるなら、部下さんの悩みに寄り添うことに注力すべきです。
部下さんに「なぜなぜ攻撃」をしない
次のポイントは、部下さんへの「なぜなぜ攻撃」
問題に直面して解決したいからこそ、部下さんは相談してきてくれるのであって、その根拠やら分析やらを報告したいのではありません。
部下さんが抱えている問題を聞いたときに
- それは、なぜ起こったのですか
- どうしたら、解決できると考えていますか
- そもそも、どこが問題だと捉えていますか
そんなことイチイチ聞かなくてもよし。日頃から部下さんの傍らでその様子を見守っていたら、ある程度想像がつきます。
上司が「なぜなぜ攻撃」をしてしまったら、部下さんはその説明に追われてしまって、元々の問題解決に割くべき時間を無駄遣いさせてしまうことになりかねません。
部下さんが自ら解決できる力を信頼する
3つめのポイントは、部下さんが自ら解決できる力です。
上司のなかには、「指導」名目で何かを厳しく押さえつけようとしたり、ときには自分の威厳を発揮するためだけに部下さんたちを叱責しようとしたり…そんなタイプもいます。
でもね。
部下さんたちだって、成長途上の場合はあれど、社会人としてしっかりとやってきて、問題解決しようという心意気はみんな持っている。
やり方が解らなければアドバイスすればよい。
やってみてそれが正しいのかそうでないか不安ならば、上司が自分の経験からでき得る助言をすればよい。
上司って、主導者じゃなくて伴走者なのです。
私の失敗談
ここまで、ダメ上司にならないために心がけるとよいことにいついてお伝えしてきました。
なぜこうしたことに気付いたのか?と言いますと、お恥ずかしながら私の失敗談がもとになっているのです。
仕事上、というよりも子育て上のことなのですが
- 息子が困っているのにどこか他人事だった
- 息子が悩んで言いたとき「なぜなぜ」を畳み掛けようとした
- 息子が自ら解決できる力を信頼せずに、親の尺度で「べき論」押し付けようとしていた
私の至らなさ故に息子がメンタルを崩してしまったことがありました。
それまでの自分は仕事の仕方もどこか一方的で部下さんの思いとか全然ケアしようとせずに、突っ走ることばかり。
親と上司とではもちろん立場は異なりますが、ある意味似ているところもある。
何がいけなかったのだろう?反省のきっかけをもらいました。
最後にひとこと
部下さんとの信頼関係やコミュニケーションがうまくできない…と悩んでいるあなたへ。
この記事が参考になったら嬉しいです。