社外の”女性管理職準備中”の方とお話しする機会がありました。
現在は一般職とのことですが、ご上司から「あなたは管理職候補だからね」と言われて、核となる業務を色々と任されて、まだそこまで経験やスキルが追いついていないのに…と、不安が募ってしまっているご様子。
あ、それって私も経験あるある!
役割が先かスキルが先かって言うと、大抵前者が先にやってきちゃうんですよね…と話に花が咲いて、最初は曇りがちだった彼女の表情も笑顔に。
解説します。
役割が先か?それに見合うスキルを身につけることが先か?
役割とスキル、どっちが先?
こうしたことに悶々としてしまうって、ありがち。
本来でしたら、経験積んでスキルを身に付けて、満を持して「役割」に対峙する、というのが望ましいのかもしれませんが、仕事の神様って、結構意地悪(笑)
そんな”順番”など意に返さず、容赦無く役割のシャワーを浴びせてくるんです。
例えば、私が部長になったとき。
図らずも前任の部長が突然退職してしまい、その椅子が”空席”となって、そこで、当時課長職だった私に白羽の矢が立ったようです。
役割が先でスキルが後、の典型例
「いくみさん、部長よろしくね」
と、ボスからポーンと肩を叩かれ
へ?よろしくねって言われても。
部長って課長とは違いますよね、と、なんともトンチンカンな答えをしちゃった私。
「あはは。いくみさんなら、大丈夫!」
と、意味不明な太鼓判を押されて、トコロテンのように、そのポジションに押し出されたんです。
当然ですが、部署の統括をする立場に見合うだけの経験もスキルもまだまだ身に付いていません。でも、やるっきゃない。
役割が先でスキルが後付けの典型例。
でもね。
仕事って案外、こんなふうに「必然よりも偶然」ということって多いのかもしれない。
役割がきちゃったから、それに追い付くように必死で頑張る、そしたら、いつの間にか役割が担えるスキルが身に付いてきた。
言葉が少々相応しくないかもしれずすみませんが、つまり、結果オーライなんです。
Xのフォロワーさんからも共感をもらう
こんな話をXにも投稿したら、ありがたいことにフォロワーさんから共感をもらいました。いくつかご紹介します。
・役割のシャワー…組織の都合もありますもんね〜。そして役割に追い付くように必死で頑張ると、それが成長にもつながりますよね。
・役割が先かそれに見合うスキルを身につけるのが先か悩ましい問題…確かに期せずして役割を与えられることって多いですよね。
立場が人を育てるとも言いますし、意外となんとかなっちゃうかも。
「立場が人を育てる」まさに!です。
役割が先か?それに見合うスキルを身につけることが先か?
経験積んでスキルを身に付けて、満を持して「役割」に対峙する…というのが望ましいのだけれど仕事の神様って、結構意地悪(笑)
そんな”順番”など意に返さず、容赦無く役割のシャワーを浴びせてくるでもね。… pic.twitter.com/M25E2PFsrY
— いくみ@女性管理職&ビジネス書著者 (@nesan_blogger) July 11, 2025
最後にひとこと
前書きでお伝えしたとおり、今回話をすることができた彼女とこうした対話をしました。
すると。
「先に役割をもらっている。ということなんですよね。なんかスッキリしました。」
管理職候補だからね、と言われて、実際にその時がきた時に引き受けるべきか否かも悩まれていたようですが「その時が来たら頑張ります」
と返してくれて、とても嬉しい。
これからさらに活躍されていくであろう彼女に、またぜひどこかでお会いできるのが楽しみです。