職場のコミュニケーション【吐き出し活動】メリットデメリットとそれぞれの活かし方

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こんにちは。女性管理職17年の いくみ(@nesan_blogger)です。

職場のコミュニケーション活性化に、それぞれの企業で様々な活動に取り組んでいることでしょう。
我が勤務先でしばしば手掛けているのが【吐き出し活動】

所属部署や役職にかかわらず横断的にチームを作って、日頃の懸念事を共有しつつ今後につなげていくというものです。

何度かおこなってきて感じたメリットとデメリットと活かし方について、解説します。

吐き出し活動 メリット

日頃不安に感じていることや、疑問を持っていること。

大きなことならば周囲に相談しようとアクションを起こしますが、なんとなくモヤっとしていることは、なかなか口に出さずに終わってしまいガチです。

ところが、この「なんとなく」が曲者。積み重なってしまうといつの間にか大きな不安に取って代わってしまうから、あえて場を設けてお互いに吐き出し合う活動に効果が期待できます。

色々な理論やら手法やら、評論家さんたちのご進言はあるものの、やり方は「ポストイットセッション」(付箋紙に1人ずつが書き出してみんなでシェアする)がシンプルで、貼り出された付箋を眺めてあらためて「そっか、こういう視点もあるのね」と気づくのが大切。

あまりその内容について解決策を議論する必要はなくて、まずは溜めていることを出すことで、それぞれ思考整理の参考にすればよいのです。

吐き出し活動 デメリット

私自身は「吐き出し活動」には肯定的で、自分だけでなく部下さんたちの本音を聞けるありがたい機会だと捉えてきました。

一方、ある部下さんの意見にハッとしました。

「吐き出すことで、さらに気持ちがネガティブになってしまって、何のためのコミュニケーション活動なのだろう?と意義を見出せなくなるのです」

思いを言葉にするのは大切なのだけれど、ネガティブを吐き出したら"寝た子を起こす"みたいになってしまいかねない。

この点が、吐き出し活動のデメリットなのかもしれません。

吐き出し活動 メリットデメリットをどう活かしていけばよいか

では、これらのメリットデメリットをどう活かしていけばよいでしょう?

ちょっと乱暴な言い方ですみませんが「何もやらないよりも、何かしら取り組むこと」に意味があると考えればよい。

  • 吐き出してシェアしてその先の解決策までクロージングできずとも、感情の整理ができる
  • 吐き出すことでさらにネガティブに引っ張られてしまうこともあるけれど
  • とにかく言語化すれば、何かの気づきがある

…etc.

その活動を一人一人の業務遂行に役立てていけばよく、集団で何かの効果を求めるものではない。私はそのように捉えています。

最後にひとこと

現在我がチームで取り組んでいる「吐き出し活動」は約半年間のプログラム。

吐き出してシェアするのが第一段。その後思考や感情がクリアになって何らかの提案を作ってみるのが第二段。

何か大それた目的ということでなくても、とにかく「ワイワイガヤガヤ」することがすなわち、コミュニケーション活性化でもあります。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は上場企業で19年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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