異動先部署での部下さんと信頼関係の築き方 上司がすべき3つのポイント

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こんにちは。女性管理職16年の いくみ(@nesan_blogger)です。

人事異動であらたな部門の責任者を担当することになりました。
社内だからある程度は様子が解っているものの、自分自身が実務を経験したことのない分野。

現勤務先でほぼ20年やってきて実はこれまでにも同じようなことがあり、今回で2回目。

異動先部署での部下さんとの信頼関係をどう築けばよいか?

私が取り組んできたことや苦労したことも合わせて、解説します。

異動先部署で上司はどうすべきか ? 3つのポイント

異動先部署で上司はどうすべきか。ポイントを3つに絞ります。

ココがポイント

  1. 上司が自ら近づこうと努力をする
  2. 身近な雑事を引き受ける
  3. 解らないことは、部下さんに素直に教えてもらう

さらに詳しくお伝えします。

上司が自ら近づこうと努力をする

部下さんにとって、新しい上司とはとかく煙たく感じるもの。

とくに業務そのものをやったことのない上司ってどうなんだろ?
部下さんの立場で考えてみたら、つい"値踏み"したくなります。

着任する側の感情としては完全アウェーですが、そんなこと言っている場合じゃない。

まずは上司自ら近づこうと努力する。
具体的には「よろしくお願いします」メールやら、異動当日の挨拶やら。

挨拶は、コロナ禍以降だとなかなか全員参集することが難しい状況もありますが、ZoomやTEAMSなどのオンラインツールを活用しておこなえばよい。

発信する内容はとくに何か特別なものでなくて、とにかく「頑張ります」と真心込めること。

部下さんたちがそれをどう受け止めるかは、上司がコントロールすることではないです。

身近な雑事を引き受ける

着任して以降たちまちは、あらたにおこなうべきことがないかもしれません。

部下さんたちは実務で多忙ですし、やったことのない上司が「手伝うよ」と言ったところで意味なし。

しかし、上司ならでは引き受けられることってあります。例えば。

  • この業務は未経験だけれど、会社全体のことは熟知している
  • 実務以外の雑事はすぐにでも取り掛かれる

会社仕事って、実施業務以外の周辺業務ってとかくありがちです。突然入社してきた上司じゃなければ、それまでの社歴が上司の得意分野だから。

本筋でないことだって、やるべきことに変わりないのです。

解らないことは、部下さんに素直に教えてもらう

一方、業務本筋において判断を迫られること。

着任早々だろうがお構いなしに突きつけられます。
そんなときは、プロフェッショナルである部下さんに素直に教えを乞う。

なんだよ、この上司情けないなぁ…って思われたって気にしない。
餅は餅屋っていいますもの。

部下さんの技術をリスペクトして、伝授してもらったら感謝を忘れないようにします。

上司は、信頼される存在ではなく信頼をもらう存在

ここまで「異動先部署で上司がすべきこと」について書いてきました。

いろいろと取り組んできても、それでも一朝一夕にリレーションシップを図れるわけでなく、もちろん苦労も多々あります。

こちらがぐいぐいっと近づこうと努めても、部下さんはちょっとずつしか近づいてきてくれない。
心折れてしまいそうになりますが、ふと、あることに気づきました。

上司って「信頼される」存在ではなく「信頼をもらう」存在。

あくまでも主人公は部下さん。

信頼もらってありがとう。そう捉えたら、上司はどう振舞えばよいか?シンプルです。

最後にひとこと

新しい部署で、とにかくコツコツと。

まだまだ"信頼関係オッケー"と自信をもって言えるまでには至っていませんが、少しずつ「ねーさん、ありがとうございます」と返してもらう一つ一つが、私にとっては財産。

悩んでいる新任上司のあなたへ。

この記事が参考になったら幸いです。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は上場企業で19年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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