こんにちは。女性管理職16年の いくみ(@nesan_blogger)です。
仕事上で「勘違い」が起きて困ることって、しばしばあります。そんなときにどう対処するのがよいのか?
この記事では、最近我がチームで起こった事例を交えつつ、その対処法3つのポイントを解説していきます。
勘違いが起きたときの対処法 ポイント
まずは「勘違いが起きたときの対処法」ポイントについて。以下の3つです。
1. 勘違いとは起こるものである…と心積りしておく
2. 自分と相手、どちらも勘違いしている可能性がある
3. 勘違いを責めるのではなく、困った出来事を解決
さらに詳しくお伝えします。
勘違いとは起こるものである…と心積りしておく
そもそも勘違いとはなぜ起こるのか?
私の経験から言いますと「起きたことを自分の都合の良いように受け止め記憶してしまう」ことが原因であると思っています。
これって、仕方ない。
勘違いの心理学的な解釈は専門家に任せますが、仕事上においてはとくに、取引先であったり、社内の他部署の人だったり、それぞれ異なる立場同士の関係性で成り立っているので、尚更勘違いが発生しやすい。
勘違いとは起こるものである。と心積りをしておくとよいです。
自分と相手、どちらも勘違いしている可能性がある
トラブルが起きたときに、お互いに「自分の都合の良いように」という作用が働いてしまっていると、つい「相手が勘違いしている」と責めてしまいがち。
実際にはどちらが正しいのか間違っているのかは解りません。
勘違いとは起こるものである。そして、自分と相手のどちらか一方の場合もあれば、どちらも勘違いしている場合もある。
誰が悪いのか?という思考を止めて、ニュートラルに構えておくことが肝要です。
勘違いを責めるのではなく、困った出来事を解決
つい「なぜその勘違いは起こったのか?」などと、勘違いそのものを追求しようとしてしまいますが、ここを責めても仕方ありません。
大切なのは、勘違いによって発生してしまった困った出来事の解決を図ること。
もちろん、勘違い度合いがあまりに大きい場合や重大なミスにつながってしまった際は、事態収拾と今後の防止策を施す必要もあるでしょう。
しかし、日常で起こるたいていの勘違いは、うっかりから引き起こされた軽微なものであることが多いものです。
部下さんの勘違い?クライアントさんの勘違い?実際の事例
次に、我がチームで最近起こった"勘違い事例"をご紹介します。
あるサービスを利用してもらうのに、担当者がクライアントさんに専用のキットを渡しておいて、いくつかの手順の後に受け取る必要がある…というプロジェクトです。
担当者(Aさん、とします)が訪問し終わった後で、このクライアントさんから問い合わせが入りました。
「Aさん、さっき帰られたんですが、お渡しするはずのキットのうちいくつかは『途中で仕様の変更があって受け取れません』と言われまして。残ってしまったものはどうすればよいのですか?」という内容。
問い合わせ対応した別の担当者(Bさん、とします)が困って私に相談してきました。
ねーさん。Aさんが間違った説明をしてしまったのではないでしょうか
確かについ最近仕様の変更はしていますが、あくまでも元の仕様を応用するもので、受け取りをしないということではありません。
どこかで勘違いが起きている。
ここで、私の反省があって、実はAさん「つい勘違い」がやや多い気質が見受けられ、Bさんの言っている通りではないかと、一瞬疑ってしまったことです。
前の段落で「ニュートラルに構えるのが肝要」と書いているのに、自分もできていませんね。
Bさんに状況の確認を任せて次の報告を待ちます。
すると。
提出を断ったのはどうやらクライアントさんの側だったようです。
「この分はキャンセルしますので」と言われたのです
なるほどー。わかりました
わざわざクライアントさんに「勘違いされてますよね」と問いただすことには意味がないので、受け取りするのかしないのか?しない場合は残ったものをどう処分するのか?
つまり、クライアントさんにとって困ったこと「残ったキットをどうするのか」についての解決を図ります。
今後のために、チームメンバーには「仕様の変更」について再度理解を深めてもらうようリマインド。
勘違い事例としては些細なものでしたが、あらためて「仕事上で勘違いが起こったときにどうするか?」を気づかせてもらいました。
最後にひとこと
一瞬でも疑ってしまったこと。実際にはそのことをAさんに訊ねたわけではないですが、申し訳ないなぁ。
まだまだ鍛錬が必要です。