こんにちは。女性管理職16年の いくみ(@nesan_blogger)です。
コロナ禍による働き方改革で、ミーティングは「オンライン開催」がすっかり定着しつつあります。
メリットは様々ある一方で「ズーム疲れ」という言葉もしばしば耳にするもの。
あるクライアントさんと話をしていたら、一般的に言われるズーム疲れとは別の要因もあることを知りました。
具体的なその要因と解消法について、ご紹介します。
ズーム疲れの理由 思いつくもの
「オンラインミーティング疲れ」を総称して「ズーム疲れ」と言われているようですが、まずその理由として、自分の経験から思いつくものを挙げてみます。
- パソコンの小さな画面に向かっての議論は骨が折れる
- 相手の仕草や様子、ちょっとした雰囲気などがオンラインでは感じ取り困難
- 発言のタイミングが図りづらい
- ネットワークや音声の不具合が起きると中断を余儀なくされる
- テレワーク中だと身だしなみを整えていないため、急なカメラオン指示にドキドキする
…etc.
どれも「なぜ、ズーム疲れになってしまうのか?」について巷間よく挙げられているもの。
しかし、今回クライアントさんの「ズーム疲れ」の理由は全く別のところにあったのです。
クライアントさんの悩み
このクライアントさんとは何度かズーム会議の機会があり、主催(ミーティングIDを発行して、相手方に通知をして、会議の進行をする)は常に私達がおこなっています。
とくに取り決めをしたわけではなく、なんとなくそういう流れになっている。
しかし、あるときのミーティング後に電話でやりとりをしたときに切り出されました。
「私、とにかくズーム会議主催するのが不安なのです。御社から『今度はクライアントさんの方で主催をお願いします』と振られたらどうしようと、震えそうになっています」
さらに話を聞くと、日頃あまりオンライン会議が頻繁な状況ではなく、そもそも設定の仕方やそのあとの段取りがよく解らず、どうにも疲れてしまうとのこと。
なーんだ。そんなことでしたか…と失礼ながら笑ってしまいそうになるのをグッと堪えて、あらためて考えてみました。
「主催が不安というズーム疲れ」の解消法
設定の仕方や段取りは、マニュアルなどで一定の理解が可能ですが、実際に場数を踏まないとスムーズにおこなうことができません。
私自身もそれなりに習得しているつもりでも、主催するのは別の人にお願いすることが多く、いざ振られたら果たせる自信が持てない。
最初の段落で挙げたような理由だと、解消法についてウェブや書物などで様々解説されているのでここでは触れませんが、今回のような理由ならばどうすればよいか?
単純ですが、主催が苦手だという相手にその役を振らない。
クライアントさんに「ご安心ください。これからも弊社で主催しますので」とお伝えしたところ、「あーーよかったーー!助かります」心底安堵されたようです。
相手の立場に寄り添って、疲れ解消の手助けをする
新しい仕組みが出来上がると便利に使える一方で、それまでになかった苦労や新たな課題が出てきます。
慣れによって解消できることもあれば、別の解消法が必要なこともある。
クライアントさんは「相手に全面的に任せる」ことで、一旦は「ズーム疲れ」から解放されたようですが、人の悩みは一律ではない。
自分にとって気づかなかったことや些細に思えることでも、相手の立場に寄り添って解消の手助けをする。
新たな「ズーム疲れの事象」が起こった時にも、それがヒントになるかもしれません。