前部署の部下さんと、久しぶりに対話をしました。
組織再編で現在は違う部署に所属していますが、取り組んでいる仕事に大きな変わりはない。
元気そうでよかったー。
ただ、少し表情が曇っています。
「今の上司とのコミュニケーションに悩んでいます…飛んでくるメールの全てがストレート過ぎて『クッション言葉』が無いのです」
コミュニケーションにおいて"クッション"って大切だよね。
今回はそんなお話です。
忙しいのは、みんな同じ
なんでも、その上司さんは「こうしてください」「なんでそうなるんですか?」みたいに"短文命的な、一行メール"が多いそうな。
「なんか、相談したいことがあっても持ちかけられない雰囲気なのです。だからメンバーたちは萎縮しちゃって…」
きっと忙しいのでしょう。
でもね。忙しいのはみんな同じ。
そこに「お疲れ様です」「よろしくお願いします」「お手数おかけします」といった言葉添えをするのに、どれほどの時間を要するのでしょう?
せいぜい数秒です。なんなら単語登録をしておけば良いのです。
私の場合だと「お」で「お疲れ様です」、「よ」で「よろしくお願いいたします」、「おて」で「お手数おかけします」…などを登録していて、その1〜2文字を打つのに1秒くらいしかかかりません。
自分が忙しいとかヒマだとかじゃなしに。
いかに相手を思いやるのか?
ちょっとした心がけで、コミュニケーションが円滑に進むのよねー。
「少しばかりの配慮」をやらない手はない
「短文命」なヒトって、会社で一定数存在します。
実際に会って話をしてみると、優しさもあるしいいところもあるし。
ただ、少しばかり文章に気を遣うことが苦手な模様。
勿体無いよね。
その「少しばかり」をおこなわないことで、誤解をされて損をしてしまう。
あの人はコミュニケーション下手だとか、言われてしまう。
ほんの1秒入力するだけで、相手も気持ちよく受け止めてくれる。
やらない手はありません。
私の元部下さんの上司さんへ
部下さんに元気で過ごしてもらいたいと思うのが「親心」というもの。
私から今の上司さんへ、直接何かを伝えることはできないけれど、
上司さん。
少しばかりの配慮をやってみませんか?
あなたは忙しい。知っています。
でも、それで職場が和むのならきっと、仕事の負担も軽くなるよね。
今日の一言
今の部下さんであろうが、以前の部下さんであろうが。
こうして、色々な意見を聴かせてもらえる。
管理職をやっていて、嬉しいことのひとつです。