【コミュニケーション困難な部下さんへの対応術】事例から学ぶ管理職の心得

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こんにちは。女性管理職20年の いくみ(@nesan_blogger)です。

今までに「この部下さんはめっちゃコミュニケーション困難だったなぁ」という経験、しばしばありました。

どんなふうに向き合ったらいいのだろう?悩みながらも対応してきたこと。

事例も交えて解説します。

コミュニケーション困難な部下さん、上手くできなくてオッケー

まず最初に結論(まとめ)から。

コミュニケーション困難な部下さん、できる限り真摯に向き合おうとしても結構キレそうになることも多々。取り急ぎ、キレそうなことはなんとか堪えても、上手くできなくても全然オッケー。

このことを心しておくと良いです。

部下さんとの対話に苦慮するケースは、概ねお相手が攻撃的なスタンスの場合が多い。

例えば。

部下さん「こんなに大変な思いをしているのに、会社は何もしてくれないんですね。じゃ、明日から出社しません」
(私の心の声)あなたの大変さにできる限り寄り添ってきたつもりです。出社しません、などと宣言しないでください。
(実際の状況)本人の話をただ黙って聞くことに徹しました。いいとも悪いともコメントも返さず。するとお相手が根負けしたようで「もう、いいです」と対話終了。とはいえ、次の日も普通に出社していました。

ちなみに、それから数ヶ月後に退職。「もっと私のことをわかってくれる会社が見つかったんです」というのが最後の言葉でした。

「みんなが言ってます」が口癖な部下さん

もう一例を挙げます。

部下さん「なんか、うちの会社っておかしいですよね。みんなが言ってます」
私「みんな、って具体的に誰と誰のことかな?個別にお1人ずつと話をしてみたいです」
部下さん「そんなの、自分が教えるわけにいかないじゃないですか。」
(私の心の声)みんな、っていうのは比喩で、実際にはこの部下さん1人の意見なんだろうな。

この部下さんは何かにつけてこうした発言が繰り返しあって、結局、ご本人がどうしたいのか?を上手く聞き出せずに、やはりその後退職されました。

冒頭でもお伝えしましたとおり、いずれの状況でも私、かなりキレそうになりました。

キレずに相手の”戦意喪失”にもっていけば収まる

ただ、実際にそうしなかったのは

相手が攻撃的である場合は、こちらも応戦してはならない、逆にちょっとズラした対応(おかしな言い方かも知れずすみませんが、低反発マクラみたいに)をすることで、相手の”戦意喪失”にもっていけば収まる、ということです。

お互いに怒りの感情をぶつけ合っても仕方ありませんからね。

いずれにしても。

コミュニケーション困難な部下さん、自分の中でも心擦り切れることが多くて、こうして振り返ってみてもお相手に対してプラスの感情は残念ながら持てませんが、仕方ありません。

最後にひとこと

そして、このように辞めていった部下さんたち。

今でも同じ言動をしているのか、もしくは何らかの変化を遂げているのか?知る由もないけれど、できれば後者でいてくれたらいいな。と淡い期待を寄せたりします。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は元上場企業で20年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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