こんにちは。女性管理職15年の いくみ(@nesan_blogger)です。
至急対応のプロジェクトが発生するときには、仕組みをできる限り専用システムに取り入れて効率化を図りたいと思うものの、構築にはどうしても時間がかかる。
業務は待ったなしにドンドン進んでいきます。そんなときに即時性があって役に立つのは、やはり手作業。
「至急対応」に遭遇して、テクノロジーと人力の融合に思うこと。
ご紹介します。
至急対応には人力で回す
テクノロジーが進化していくにつれ、その成果には感心することしきり。
とにかく正確迅速。システムで回してくれるのはありがたいものです。
ところが「プログラムを構築して、テストして、エラーを修正して、実際の運用に載せていく」には、工程も時間も、そして外部のベンダーさんに頼んだり…費用もかかります。
もちろん業務の安定稼働にはシステム化が必須ですが、それまでの間には"手作業"つまり人力で回すしかありません。
実際にその状況に対峙して気づいたこと。
人間のおこなうことって「構築→テスト→エラー修正→運用」の一連の流れを、フレキシブルに瞬時にできたりする。
もちろん完璧ではなくて抜け漏れも出てしまうけれど、この柔軟性と即時性って「人力」ならではなんですよね。
テクノロジーとの融合
AIに取って変わられ淘汰される仕事が増える…と言われて久しいですが、今回我がチームが経験したような「至急対応」は、構築の時間を要するAIには苦手なのではないかと感じています。
業務というのは、定型なものばかりではなく、一つ一つが変化球なことも多い。
ある時点で、定型にはめていけそうなタイミングが訪れるものですが、それまでの立ち上げの時期は、手作業で進めていかざるを得ません。
最初の工程は人力でまかなって、その後をシステムやら人工知能やらにバトンタッチする。
どちらか一方ということではなく、お互いに融合していけばいいのです。
人間の思考には無限大のパターンがある
人間の思考というのは1人ずつみんなそれぞれ違っていて、そのパターンはある意味無限大ともいえる。
「三人寄れば文殊の知恵」とことわざにもある通り、この「みんなそれぞれ違っている」というのが、原動力にもなるもの。
チームメンバーたちと「スーパー人力システムだね」と冗談交じりで言い合ったりして、とにかくテクノロジーに引き渡すまでをしのぐ。
この「無限大の人智」が元になって、よりシステム化を盤石なものにすることができそうです。
最後にひとこと
スーパー人力システム(笑)なかなかにアップアップの連続だけれど。
それもまた、物事を作り上げていくための産みの苦しみ。
なによりも、人間の知恵とは尊いものだとあらためて実感です。