こんにちは。管理職16年の いくみ(@nesan_blogger)です。
4月は人事異動の時期。クライアントさんと仕事をしてきてお相手が変わり、困ることってあります。
それまでスムーズに業務が進んでいたのに、新しい担当者さんが着任されたら仕切り直しのことも多く、つい、イラッとしてしまう。
そんなときの対処法をご紹介します。
クライアントさんの担当者変更で困ること
実際に、クライアントさんの担当者変更で困ることについて。
それまでの担当者さんとある意味「あうんの呼吸」でやってきた物事が、一旦はリセットされてしまう
引き継いでくれているだろうと期待しても、上手く引き継がれていないことがありがち
お互いの信頼関係を一から構築し直さなければならない
会社仕事に異動はつきもの。クライアントさんだけでなく、もちろん自分たちだって担当者変更することもあるから仕方がないのだけれど。
ただでさえ慌ただしい年度始めに、ストレスが増してしまいます。
クライアントさんの担当者変更にどう対処すればよいか
では、そんな困りごとにどう対処すればよいか。私はいつも以下の3つのポイントで乗り切ることにしています。
- 引き継ぎがなされているであろうという思い込みを止めて、相手に一から説明するつもりで丁寧に対応する
- 相手が変わるとつい「品定め」しそうになるけれど、その感情は横に置いておき、先入観を持たずに接する
- 前担当者さんとの信頼関係と同じように、リレーションシップを築くことに努める
相手だって、自分が新しいポジションで前任者に劣らずやっていかねばって、必死になっているのに違いありません。
だからこそ、受け止めるこちら側ができる限りオープンマインドに接するとよい。
これら3つのポイントについて、さらに具体例を用いてお伝えします。
「引き継ぎがなされているであろう思い込み」を止める
この点は、実に多く経験しました。
例えば。
新しい担当者さんから「ちょっと教えていただきたいのですが、この件はいただいた計画表と異なっているようで…何故でしょうか?」と問い合わせがきます。
いやいや、その後に実績報告をしているから、それ見たらわかるでしょーにー…と心の中でイラッとしますが、
「◯月◯日の◯時に、実績データをお送りしています。発信者は◯◯というメールアドレスからです。
このプロジェクトは計画と実績がかなり変動する特徴があるのです」
と、説明をすると「なるほどー。解りました」との返事がきます。
引き継ぎをやっていないわけではないでしょうが、書類上で色々聞き及んだとしても、実際の業務上で理解するのは一朝一夕にはいかない。
問い合わせをもらったら丁寧に説明すればよいし、しばらくは同じことを何度か聞かれたとしても、繰り返し伝えれば、やがて腹落ちしてくれます。
相手を「品定め」しようとしない
それまで信頼関係を築けていた相手が変わってしまうと、新しい相手をつい「品定め」してしまいそうになる。
これはクライアントさんに限らず、新たなベンダーさんだったり、社内の異動者だったり、様々な人間関係において起こりがち。
話が少しそれてすみませんが、私も部門異動を何度か経験しています。
その都度、新しい部署のメンバーたちは「ねーさんって、どんな人なんだろ。なんの仕事をやってくれるんだろ」ってな雰囲気。
他人の思いは自分ではどうにもなりませんが、自分自身が新しい人を受け入れようとする場合。
「品定め」的感情はともするとネガティブな方向に作用しがちなので、横に置いておくようにします。
こちらが「構え」をなくせば、相手も「構え」をせずに接してくれるようになるものです。
前担当者さんと同じようにリレーションシップを築くことに努める
前担当者さんとの関係だって、そもそもはまっさらなところから始まったのだから、新担当者さんとだって、同じようにリレーションシップを築くことに努めればよい。
あるとき、前担当者さんと全く異なるやり方を推し進める新担当者さんと出会ったことがあります。
最初はかなり戸惑ったものですが、「このプロジェクトを成功させたい」という熱い思いは変わらない。
しばらく対話をしていくうちにそれが伝わってきて、この担当者さんと絆を深めていくことが楽しみになりました。
慣れてくると、返って前担当者さんよりやり易いなぁって感じたりするのも、また面白いものです。
新しい関係を築くことは大変
この記事を書こうと思ったのは、4月新年度を迎えてもそれ以前からずっと続いているプロジェクトに苦戦していて、なおかつ、クライアントさんの担当者さんが交代したことの大変さを実感したからです。
仕切り直しでイラッとしそうになるのをグッと堪えて、今まで自分はどうやってきたんだろう?って思い起こしてみてまとめました。
これまでも乗り切ってきたのだから、これからも同じようにやっていけばよい。
とはいえ、新しい関係を築くことってなかなかに大変。頑張っている自分を労うことも忘れないようにします。