こんにちは。会社員35年の いくみ(@nesan_blogger)です。
会社勤務に「人事異動」はつきもの。
望むポシションで頑張れそうな嬉しい異動もあれば、望まないポジションに就かなければならない辛い異動もある。
私には後者の経験しかありませんが、それでも現在の勤務先での仕事を続けてきて20年になります。
望まない異動を言い渡されたときにどうすればいいのだろう?
それぞれの企業や人事の状況により様々ありますが、私が、辞めるではなく続けるを選んだ3つのポイントについて。
ご紹介します。
「望まない異動」を言い渡されたときに、私が続けることを選んだ3つのポイント
まずは、そのポイントについて。
- 新しいことへのチャレンジが、その時に与えられた自分の使命なのだと受け止めた
- 諦めずにやり続けることで、お世話になった人たちに報いることができる
- 自分が気づかない可能性があるかもしれない
さらに詳しくお伝えします。
私の「望まない異動」の経験
その前に、私の「望まない異動」の経験についてを書きます。
現在の勤務先に入社して一貫して取り組んできた業務。私の会社員人生の中でも最もコアな部分ともいえるものです。
実は、それ以前の勤務先から取り組んできた分野ですが、前勤務先では上手く果たすことができず、運よく現勤務先に転職をしました。
入社後15年。途中から部門責任者になってさらに突っ走っていこうとやる気に満ちていたとき。
突然に「望まない異動」を言い渡されました。
ボスから説明された理由は
【この事業を他の部門に吸収することになって、ねーさんのキャリアのためにも新たな分野で活躍してもらいたいから】
あまりにも衝撃で、頭も心も真っ白になってしまったことを、今でも覚えています。
新しいことへのチャレンジが、その時に与えられた自分の使命なのだと受け止めた
会社の組織改編や異動辞令は、それを受け止める個々の社員の状況がどうであれ、残念ながら揺るがないものです。
衝撃の次は悔しさが込み上がってきて「それならば、辞めてしまおう」との思いが去来します。
しかし冷静になって考えてみると。
私は15年間(前職での経験も含めるとほぼ20年間)ずーっと同じ分野に携わってきた。だからこそ愛着もかけげないものですが、人間、同じことに居続けるばかりではない。
言い渡された新たな業務は、ほぼ異分野のものだけれど、どうせなら仕切り直してみよう。
それが自分の使命ならばチャレンジしなくっては。
受け止めることにしました。
諦めずにやり続けることで、お世話になった人たちに報いることができる
さらに思い浮かんだこと。
それまでの15年間お世話になった人たち。とくに、私についてきてくれた愛すべき部下さんたち。
私は異動することになって、部下さんたちは他部門に吸収されることになって。
部下さんたちだって、さぞかし辛い思いをしていることでしょう。
私がここで辞めてしまったら、彼ら彼女らに申し訳が立ちません。
やり続けることで、別れ別れになってしまった部下さんたちにも報いることができる。
だから諦めないことにしました。
自分が気づかない可能性があるかもしれない
ボスから言われた「ねーさんのキャリアのために」ってのは、なんとなく"とってつけた"ような感が否めず。
ふん。何言ってんのさー。って悔しさ倍増でしたが(笑)逆にそれを利用することにしました。
長年携わってきた分野のこと。自分にとっては「これぞプロ」というところまで極めてきたけれど
それ以外にひょっとしたら気づかない可能性があるかもしれない。
ならば、出会いに行こうじゃないの。
残念ながらその後しばらくは新たな気づきがなく、続けて2回くらい「組織再編&望まない異動」が畳みかけるように起きてしまい…悶々とした数年間を過ごしました。
そして現在。ひょんなことから割り当てられたプロジェクトが意外と上手く回せるようになって、意外なことに「全く違う分野のプロ」を目指している自分がいます。
人間関係に辛い思いが重なるようなら、辞めることも選択の一つ
ここまで、「私の望まない異動」の経験と、辞めるのではなく続けることを選んだ3つのポイントをお伝えしてきました。
人間関係でさほど悩まずに済んだことも、続けてこられた要因でもあります。
とはいえ、新たな部署で「ねーさん、ようこそいらっしゃいませー」と言われたことは無く、まぁ、拒否されなかったようなのででよしとします。
望まない異動で、さらに人間関係に辛い思いが重なるようなときは。
チャレンジすることで何かが見出せなかったら、辞めることを選択するのも一つです。
最後にひとこと
異動する側はこんな葛藤を抱えながら新たな部署に行くものですが、私は異動を受け入れる側の場合もあります。
その人の異動の経緯、ポジティブなこともネガティブなこともおそらくいろいろあるのでしょうが、受け入れる側として心がけていることも最後にお伝えしますと
「我が部署にようこそ。これからどうぞよろしくね」
必ずこのことを言葉に出して伝えることにしています。