父が誕生日を迎え、90歳になりました。
身体のあちこちにガタはきているらしいけれど、大きな病気もせず元気に過ごしていて、ありがたいことです。
我が父の長生きの秘訣はなんだろう?娘の私から見た3つのポイント。
ご紹介します。
父の長生きの秘訣 娘の私から見たポイント
実際に父にその「秘訣」を聞いたわけではありませんが、「きっとこんな点だろうなぁ」と娘として想像するそのポイントは、以下の3つです。
- 何事にも楽観的でお喋りが好きである
- 調子が悪いな…と思ったらすぐさま病院にかかる
- 母も元気で共に過ごすことができている
さらに詳しくお伝えします。
何事にも楽観的でお喋りが好きである
我が父。とにかく何事にも楽観的。
母にいつも半ば小言のように「お父さんはオメデタイわよねぇ」って言われていたのが思い出されます。
やや振り回されていたらしい感の母にとっては、かなり皮肉も入っていたようですが(笑)そんなのどこ吹く風。
加えて、とにかくお喋りが好きで、家族で食卓を囲んでいるときもほぼ父が1人で喋りっぱなし。
しかも、会社や通勤途中で起こったことを、面白おかしく語り始めるもんだから、聞いている側もだんだんどうでもよくなってきて、終いには、右の耳から左の耳へスルー。
父としては、喋る(今風に言うと「アウトプットする」)ことで、家族が聞いていようがいまいが、ストレス解消をしていたのかもしれません。
入社した会社に定年までずーっと勤めてチョコチョコ転勤もあって、いろいろ大変だっただろうに、いつも楽しそうにしているのです。
調子が悪いな…と思ったらすぐさま病院にかかる
健康面では、特に何かをとてもケアしていたことはなく。
野菜が嫌いでほぼ肉魚メインしか食べませんし、父の父(つまり私にとっての祖父)が濃い味付けを好んでいたようで、その影響で母の作る料理にしっかり味がついているにも関わらず、お醤油をドボドボかけていたり、お味噌汁が薄いと文句言ったり。
お酒はさほど飲みませんが、つい最近まで長年の喫煙者でした。
若い頃は水泳やテニスを楽しんでいたらしいですが、私が物心つく頃以降には、せいぜい「ゴルフの打ちっぱなし」を楽しむ父の姿くらいしか印象にありません。
ただ一点、きっと気をつけているんだろうな…と思えるのが、ちょっと調子が悪いな、と気になったらすぐさま病院にかかっていたこと。
近所の内科、整形外科、耳鼻科などあちこちに、かかりつけ医がいてしょっちゅう通っていました。
「大したことありませんよ」と言われたと、ションボリして帰ってきた姿に思わず笑いが出てしまったり。
何度か手術が必要な病気にかかったこともありましたが、いずれも大事に至らずに済んでいるようです。
母も元気で共に過ごすことができている
加えて、母も元気でいてくれて、父とは1歳違いなので、一年後には母も90歳を迎えます。
母は父とはある意味真逆の気質で、心配性だし、食事はかなりの偏食。ただ、長年打ち込んでいる「ライフワーク」を持っていて、それが生きがいになっているようです。
相変わらず父へのお小言をよくぼやいているものの、お互い「つかず離れず」みたいな関係性が程よいのかもしれません。
親の生き方を知らぬ間になぞっている
以上、娘から見ての我が父の長生きの秘訣についてお伝えしました。
こう書いてみるとあらためて、親の生き方を自分も知らぬ間になぞっているものだなぁと気付きます。
私も楽観的だし、お喋りはそんなに得意じゃないけれど、なんかちょっと具合が悪いときがあると、早めに病院に行ったり。母と同じでライフワーク(私の場合は「ブログ」)に打ち込んでいたり。
「100歳以上生きる」って目標を持つに至ったのも、親が長生きしていることがロールモデルになっているのかもしれません。