こんにちは。ワーキングマザー28年の いくみ(@nesan_blogger)です。
通勤の行き帰りには読書が欠かせない私。
とはいえ、そんなふうに過ごすことになったのは、お恥ずかしながら、50歳を過ぎてからのつい最近のこと。
人生に色々悩んでいて、本にそのヒントをもらえることに気づいたからです。
一方、我が息子も社会人になってから、読書が好きになった模様。
親がいくら「本を読むといいよ」と伝えたところで、子ども自身が「本から学べることの気づき」を実感しないことには、行動できません。
子どもが読書好きになるのには?私の経験をご紹介します。
子どもが読書好きになるのには?結論
まずは結論から。
子どもが読書好きになるのには?
それは、親が押し付けるではなく、子ども自らが「本を読んだらこんな学びが得られる」って気づくことです。
さらに詳しくお伝えします。
親が「本を読みましょう」と推奨したところで、子どもには響かないこともある
いきなりネガティブな話ですみませんが、親がいくら「本を読みましょう」と推奨したところで、子どもには響かない…ということについて。
自分自身の経験を振り返ってみます。
我が母、私に本好きになって欲しいって願いを込めて、幼少の頃よく読み聞かせをしてくれたり、何かの折々に本をプレゼントしてくれました。
小学生くらいまでは、それに素直に応えたいって、一生懸命読書していたように記憶していますが、中学生以降は部活や友達と過ごす時間に忙しくって、それどころじゃありません。
母には申し訳ないですが、その期待を見事に裏切ってしまい、社会人になってからもずっとそんな毎日が続きました。
人生に色々悩んで、本に助けてもらった
それからほぼ40年近く。たまーに本を読むことはあっても推理小説やらエッセイやらの文庫本がほとんど。
しかし、50歳を過ぎた頃に人生に色々悩む出来事に遭遇して、学びの師匠に出会って…師匠が書いた本に助けてもらいました。
それ以来、読書の楽しさをあらためて知ることができて今に至ります。
自分の経験を、そのまま息子に押し付けようとしていた
一方、我が息子も人生の壁にぶつかっていて。
それまでの私の子育てといえば、仕事で忙しくて子どもに本を読み聞かせることもほとんどできず終い。
自分が本で救われたことを突然持ち出して「この本読むといいよ」って、息子に押し付けようとしてしまったのです。
しかし、そのときの息子の反応は
「読書とか嫌いだから。いらないわ」っと完全拒否です。
親がいくら押し付けたところで、本人が「読んでみたい」って思わなければ、まったく意味がないのだと悟りました。
最初の段落でお伝えしたとおり、母から期待されたことに私は応えられなかった。息子だって同じなのです。
突然読書家に転じた息子
ところが。
息子が社会人になってしばらくしてから、突然「読書家」に転じたのです。
びっくりしたのが、我が最寄駅のホームで通勤電車を待っている彼の姿を偶然見かけたとき。
学生時代はスマホ三昧で待ち時間はいつもスマホと睨めっこしていたはずなのに、なんと、本を読んでいるじゃないですか。
親バカですみませんが、その様子があまりにも清々しくて。
同じ電車に乗ろうとしていた私、声をかけずに見守りました。
その後、いつも本を片手に過ごしている様子をしばしば見かけるようになりましたが、特にその理由は聞かず。
「本が好きなんだね」「うん」そんな会話のみです。
親の姿は参考になるかもしれないけれど、決めるのは子ども本人
本を読んでいる私のことを垣間見て、息子の何かの参考になったのかもしれないけれど。
また、かつての我が母のように「子どもにこうあって欲しい」という願いを込めて寄り添うことにしても。
親は親、子どもは子ども。所詮別々の人間なのだから、その行動を決めるのは本人。
本から何かを学べること。息子はどこかの時期に何かがきっかけになって、それに気づいたのでしょう。
ならば、これからも読書道を追求していけば良いし、気づかないのだったら、それはそれで良い。
「こうするといいかも」って親の思いや経験を伝えてはおくけれど、「こうするべきだよ」って強制しなくてもいいのです。