思春期の親子対話はままならならずとも やがては時とともに解決する 私の「親子対話奮闘記」

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こんにちは。子育て27年のいくみ(@nesan_blogger)です。

子どもとの対話はその成長期に合わせて様々な状況に陥るもの。とくに思春期の際は全くままならず、一体全体どうしたらいいのだろう?と悩みます。

これまでの息子との対話奮闘記。私の経験をお伝えします。

結論:親子の対話。思春期の際はままならずとも、やがては時とともに解決する

まずは結論から。

『親子の対話。思春期の際はままならずとも、やがては時とともに解決する

その渦中は辛いことが多いかもしれませんが、子どももいつまでも思春期をやっているワケではなく、いつしか大人への階段を登ってゆくもの。

思春期は、こころの発達の面からは小学校高学年から高校生年代の時期に当たり、中学生前半までを思春期前期、それ以後を思春期後期と呼びます。
厚生労働省 Webページより引用

我が親子の場合は、その時期が大学生以降も続き…かなり長かったのでなかなかに大変でしたが、息子の就職が決まった頃からおそらくその時期を脱して、ざっくばらんに会話ができるようになりました。

それぞれの年代での様子を書きます。

幼児〜小学生のとき

思春期以前、幼児〜小学生のときは、とにかく何でもかんでも親頼りです。

お母さん、あのねー、今日こんなことがあってね。
お母さん、あのねー、これが欲しい。

もう「お母さん、あのねー」のオンパレード(笑)

ついつい仕事と家事に追われて、ぞんざいに返事をしてしまいがちでしたが、とにかく子どもの方からすり寄ってきてくれる。

しかし、その後思春期突入したら、ある意味真逆になってしまう状況。

かつての「お母さん、あのねー」がとても懐かしく愛おしく思えたものです。

中学生になってしばらく経ったとき

そして、中学生になってしばらく経ったとき。

学校の授業参観に行って息子の姿を見て「よっ!」と声かけてみるも、いやーな顔をしています。
なんだ感じ悪いヤツめ。仕方なく息子の友人に挨拶します。「こんにちはー」すると、友人たちは「こんにちはー」と返してくれる。

帰宅した息子、開口一番。

息子

学校で会っても知らん顔してくれよ。あと、友達に声かけるのやめてくんねー?

なんたる言い分。しかも人に物事を頼むのにその言い方はあり得ないでしょ。
今思い出しても、ムカッときます(笑)

しかし、説教しようとしたところで柳に風。こっちがイラついていてもちっとも響かないので、「ま、考えとくわ」とテキトーに返事をします。

高校生ともなると、最悪

高校生になったら、さらに最悪です。

中学生の頃はまだ「おはよー」「行ってきます」「ただいま」くらいの挨拶は交わしていたのに、それすらしなくなる。
朝起きてきて「どうも」出かけるときは無言(ドアの閉まる音がして出かけたことを知る)、帰ってきても無言(ドアの開く音がして帰ってきたことを知る)…枚挙にいとまがありません。

この子のコミュニケーションスキルはどうなってるんだ??呆れを通り越して悲しくなっちゃう。

ただ、大学進学という大きな節目を迎える年頃ともなるため、流石に進路については相談してきました。
あと、費用が発生すること(例えば、部活に関するものや、塾に関するものなど)については、向こうから話しかけてきます。

おいおい。金の話題だけかよ。

他のご家庭のお子さんは結構おしゃべりしているとママ友から聞いたりする。うちの子はなんでそんなに頑ななんだろう?と悩んだりしますが、他人と比べたところで意味がない。それも個性なんだと諦めることにしました。

ついでに言うと、友人たちからはすこぶる「いい人」で通っているらしい。
なんだよ、その使い分け。一貫性があったほうがいいんじゃね?と、つい高校生言葉でヤキモキしちゃう(笑)

まぁ、大学生になったらマシになるだろう。期待を込めて卒業の時を迎えたものです。

大学生になっても変わらず…そして突撃していった

ところが我が息子。大学生になってもちっとも変わりません。
相変わらず「金」に絡むことはアレコレ話しかけてきますが、それ以外はムッツリダンマリのオンパレード。

そうこうしているうちに、人生の深い闇にハマり込んでしまい…詳細は端折らせてもらいますが、長い挫折の期間を過ごすこととなったのです。

もう、こうなったら親の方から突撃していくしかありません。
あるとき、息子が"心のバリアー"みたいなものを築いているところを、夫とともに踏み込むことにしました。

「ちょっとちょっと。お父さんとお母さんは君の話しを聴きたいんだけれど。伝えたいこともたくさんあるんだけれど」

夫婦共々、息子と初めて真正面から向き合ったといっても過言ではありません。
かなり長い時間話し合いをして、それまで何に悩んでいたのかを教えてもらいました。

思春期だから…と、親の自分たちから対話することを避けていたのかもしれない。
でも親も人間だから。それはそれで仕方ないです。

ただ、いつかは踏み込んでもいいのだとあらためて気づきました。
もちろん、そんなふうにしなくともスムーズにコミュニケーションが図れるご家庭もあるのだと思いますが、我が家は一筋縄ではいきませんでした。

就職が決まり社会人を迎えるとき

そんなこんなの、私の親子対話奮闘記。

ようやく就職が決まった頃から、幼少のときと同じようにざっくばらんに話ができるようになりました。
本人の中でも色々と葛藤があったのでしょう。

やれやれ。

それまでは「親と出かけるなんてとんでもない」といった雰囲気でしたが、近頃は、しょっちゅう旅行の提案をしてきたりします。ま、費用を折半しようという魂胆かもしれませんが(笑)

仕事のこと、将来目指したいこと、色々話をする機会ができました。
ただ「お嫁さんのこと」には一切触れず…ま、時期がきたらそんな話にもなるんだと期待しておきましょう。

終わりに:やがては時とともに解決する

私は、子どもと上手く対話ができなかった時期が長いかもしれません。
でも、長短に関わらず、どのご家庭にもきっとそういうことがあるのだと思います。

冒頭にも書きましたが、やがては時と共に解決する。

お子さんが思春期の最中で悩んでいる親御さんに「どうぞご安心ください」と、お伝えさせていただきます。

ねーさん

お母さんいろいろ大変だったんだからー

息子

あはは〜スンマセン。そりゃどぉもー

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は元上場企業で20年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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