こんにちは。現在所属している企業で勤続18年、管理職15年の いくみ(@nesan_blogger)です。
新卒で社会人となって以降、何度か転職をしていますが、今の勤務先の在職年数が最も長くなりました。
何よりも携わっている業務にやりがいを感じてここまでやってきたのですが、加えて長年勤務のメリットだと思える点。それは、各部署の専門家と連携して、困ったときはいつでもサポートしてもらえることです。
ご紹介します。
仕事とは担当業務だけでなく、周辺事項が整ってこそ完遂できる
私は、担当している業務のプロです。業務の実施法や関連法規については当然熟知していなければなりません。
一方、まつわる周辺事項について、例えば人事的なこと、法務的なこと、財務的なことなどは自分の知識だけでは追いつかないこともままある。
そうした際には、社内のそれぞれ専門家の知恵を借りることが解決の早道。
仕事とは、業務そのものだけでなく、周辺事項が整ってこそ完遂できる。
どの部署の誰に聞けば信頼できる答えを導いてもらえるのか?
長年勤務してきて部門間調整をしつつ関係を築いてきたからこそ、そのエキスパートさんたちと出会えてお互いに助け合えるのです。
私が頼りにしているエキスパートさんたち
具体的に、私が頼りにしているそれぞれの専門部署エキスパートさんたちについてお伝えします。
人財採用
まずは採用について。我が勤務先では中途採用を多く実施しているため、いかに当社にフィットした人財を採用できるかは重要なポイントになります。
採用担当者は、エージェントさんや人財募集サイトの運営者さんと密に連携して、折々のトレンドを踏まえながら採用活動をサポートしてくれるのです。
現場の私たちは実際に面接の場に臨んで、応募者さんと対話することに専念するだけ。
求人難の昨今は、こちらがぜひお迎えしたいと思っていても応募者さんが複数社を受けていて、振られてしまうこともあります。
そうした際にも、採用担当者として私が信頼しているエキスパートさんは常に的確なアドバイスをくれて、着々と採用実績に結びつけることができています。
労務管理
次に、労務管理について。
人にまつわる問題は管理職としては最も悩ましいものといえます。
人間関係のこと、健康問題のこと、ワークライフバランスのこと、人事評価のこと…その範囲は多岐にわたっていて、労働基準法などの関連法規の解釈もなかなか難しい。
私が信頼しているエキスパートさんは、社会保険労務士の国家資格を持っていて、様々な労務管理問題を力強くサポートしてくれます。
労務問題でこまったときは、この人に指示を仰ごう。
私の個人的な上司(笑)ともいえる存在です。
法務
一方、実施業務においては常にクライアントさんやベンダーさんとの契約が発生しますので、契約書や覚書の内容については、法律の専門家にしっかり点検してもらい、OKサインをもらわないことには、締結に至れません。
法務担当者のサポートは不可欠ですが、あまりに杓子定規なことばかり言われてしまうと、クライアントさんとの板挟みになりかねない。
私が信頼しているエキスパートさんも、最初は形式論ばかり主張してきたものですが、現場の意見を切々と訴えるとやがて柔軟に対処してくれるようになって、今では逆に、私が詳しい分野については相談してきたりしてくれます。
財務経理
最後に会計部門。お恥ずかしいことに私は財務経理面ではかなり知識が乏しく、部門責任者として、もちろん収支勘定の大枠は認識できているものの、詳細までは熟知できていません。
経理担当者って、冷静沈着で営業畑の私とは少々そりが合わないこともままありますが、とにかく数字のプロ。
私が信頼しているエキスパートさんは、最初はものすごく強面でどうにも苦手でした。
この分野の人は、数字面でモヤッとした箇所を最も忌み嫌うもの。それぞれの事象をキッチリ説明してコツコツ業績を積み上げてきたら、じきに良き理解者さんになってくれました。
彼女の出してきてくれる業績報告は、いつもパーフェクトです。
細かい数字羅列で頭がついていけないときも、質問するといつでも丁寧に解説してもらえるのもありがたい。
長年勤務してきたからこその、リレーションシップ
どの企業にもそれぞれの分野エキスパートが存在している。
目に見える肩書きやら役職やらで、その人たちにサポートしてもらえることもあるでしょう。
ただ、ときには表面的なもので真の答えを得られない場合もあって、
「この人から教えてもらえることには全幅の信頼をおける」と思えるのには、やはり長年勤務してきたゆえのお互いのリレーションシップが必要。
自分が教えてもらいたいというだけでなく、相手にも「あー、この人が聞いてくることならば、シッカリ伝えたい」と感じてもらえるからこそ、真の答えを見出せるものです。
最後にひとこと
私だけでなく、それぞれのエキスパートさんたちも、みなさん勤続が長い方ばかり。
世の中的には一社で長く働いているとなると「社畜」みたいに揶揄されてしまうのかもしれませんが、続けてきたからこそ出会うことのできた、私にとっては掛け替えのない仲間たちなのです。