「見守り」と「引っ張り」 その塩梅が難しいものだ【女性管理職の仕事日記 2019.10.4】

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職場チームのリーダーたちとよく話をします。

私は基本的に彼らのやり方に任せて、あまり口出しをしないようにしている。
「見守り主義」です。

ただ、リーダーどおしでうまく物事が運ばないときに、よく言われることがあります。
「会社としての見解を示してください」
つまり、引っ張って欲しいと要望される。

見守りなのか引っ張りなのか。その塩梅とは難しいもの。

今回はそんなお話です。

「見守り」なとき

日常の業務上で起こるたいていの出来事は「見守り」でいいのだと思います。

試行錯誤で惑っているリーダーに「もっとこうしたらいいのに」と気になることはあれど。
人から教えられて気付くことではなく自分でやってみて、ときには成功したり失敗したりしながら、その極意を会得すればよろし。

どうしても行き詰まっちゃったらサポートするのが、管理者の役割。

だから、そこに至るまでは自由にやってもらえばいいのです。

「引っ張り」なとき

とはいえ。

現場の業務を回しながら、メンバーさんたちのアレコレに対応するのも、とってもシンドイよね。
「会社としての見解を示してください」と言いたくなる気持ちも分かります。

トップダウンって、あまり好きじゃないけれど。
時には、「こう決めたから以上ヨロシク」と言い切ってしまうのも必要なのでしょう。

"引っ張られる"ことで、抱えているモヤモヤを整理することができる。
その決め事がフィットするのかしないのか?受け止め方は様々あれど、「会社が決めたことだから仕方ない」と開き直れる。

そう捉えることで、彼らの負荷が軽減できるのかもしれません。

管理者というのは「人」ではなく「身近な、会社の代表」

管理者である私は「人」なんだけれど。

部下さんたちからリクエストされているのは「私という人」ではなく「身近な、会社の代表」
人スタンスではなく、企業スタンスを毅然と持つということ。

見守りたいと思う一方、引っ張ることも必要。その塩梅は難しい。

どちらにせよ。
何かあったときに"方向指示器"のような存在として、きっと期待されているのだと思います。

今日の一言

「見解を示してください」って…正直凹みます。
いや〜そう迫られても…ついプレッシャーから逃れようとしちゃいます。

でもね。

私がフラフラしていたら、みんなが路頭に迷いかねないから。

あらためて襟を正す。

部下さんに突き付けられるのも、日々是修行なりです。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は上場企業で19年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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