「もう私ムリです」 思いが溢れそうになった部下さんに、声をかけて支援する【女性管理職の仕事日記2019.8.16】

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職場チームのリーダー。休みを取っている日だというのに、ぴろーんとメールが飛んできます。
「もう私ムリです。すべて私の責任です。申し訳ありません」

おいおい!どうしたんだー。ビックリすると同時に心配が募ります。

そんなときに私は、どう声をかけて支援するか?

今回はそんなお話です。

すぐに連絡を取ってみる

リーダーさん、確かにここのところ立て込んでいて、めいっぱいな様子がありました。

そんなメールが来ちゃったら…1人暮らしだし、万が一何かあってはいけない。
とにかく、すぐに連絡を取ってみます。

気持ちがテンパッているだろうし、電話で話すのは良くなさそうだ。パソコンはもう閉じているだろう。
携帯にショートメールをしてみます。ドキドキしながらレスを待っていると…

ほどなく返信がきて、ひとまず安心です。

「申し訳ありません、突っ走りすぎてしまって」まだ謝ろうとしている。

あなたは何も間違っていないし、むしろ申し訳ないのはフォローできていなかった私のほうだから。
とにかくゆっくり休んでね。

と返しました。

人の指導と新たなプロジェクトが集中してしまった

責任感が人一倍強い彼女。

日頃から、メンバーの指導も熱心におこなっています。
なかには、何度も同じミスを繰り返して、改善が見られない場合もある。

「なんであの人は、言っても言っても聞かないのだろう?」とこぼしていたので、私も直接助言をしたりしました。
でも、なかなか変わらない。

私からリーダーには「もう少し様子をみよう」とアドバイスしてみたものの、現場を預かっている立場としてはそうもいかない。

一方、新たなプロジェクトの立ち上げも発生していて、日々飛んでくるクライアントさんからのリクエストに応えるのにも精一杯。

色々板挟みになってしまっていたのだと思います。

どこまで任せて、どこからサポートすればよいのか?

リーダーのSOS。そうなる前に気づいてあげられなかったことに反省です。

管理者としていつも悩むこと。それは、
どこまで任せて、どこからサポートすればよいのか?

私は部下さんには「とにかく任せる」主義なので、あまり口出しをしないようにしているのですが、本人が抱えてしまうタイプだと、時にはそれが溢れる寸前になってしまってから気づくこともある。

任せるっていうのは、信頼しているという意味でもあるので、やり方を変えるつもりはありませんが「寄り添おう」という気持ちが足りなかったのかもしれません。

今日の一言

翌日。

いつも通りに出社してきたリーダーの姿を見て、心底ホッとしました。
でも、ちょっと疲れ気味な顔をしている。

業務の合間に声を掛けてみて、どんな壁が立ちはだかっているのか?を教えてもらいました。

それは、一朝一夕に解決できない点もあるけれど、とにかく預かるね。
でも、1人で抱えないでいいんだよ。

リーダーだから、これからも幾多の困難が待っているだろう。
ひとつひとつ乗り越えて行って欲しい。

それを支援するのが私の仕事だと、あらためて思った出来事でした。

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一部上場企業にて女性管理職19年の私が、あなたの悩み解決をお手伝いします。すでに女性管理職で活躍されている方、これから目指したいと思っている方、女性管理職とともにお仕事をされている男性の方、企業の育成担当者の方、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は上場企業で19年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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