業務上必要な情報。
入手した人が関係者にその都度共有することが望ましいですが、それを持っている人の習性によっては、自分だけで抱えてしまったり、必要な人に届けていないこと起きがちです。
今回は「円滑なコミュニケーションのために、情報を止めない」ということについて書きます。
ちょっとしたことでも、伝えておくと誤解が生じずに済む
職場で起こった出来事。担当者が相次いで私のところに相談にきます。
私は基本的には「自分だけで抱えない」主義なので、質問されたことについて可能な範囲で説明することにしています。
すると、
「そうだったんですねー。同じ社内なのに知りませんでした。もっと風通しをよくしたいですね」
「その後、リーダーから説明がなくて、不安になってしまいました。状況が分かって安心できました」
内容を聞くと、そんなに複雑な課題ではなくて、どちらかというとシンプルなもの。
ちょこっとした情報でも「すぐさまシェア」をしておけば、無用な不安や誤解を生じさせずに済むのに。
それぞれの上長は、「かかえてしまうタイプ」のようです。
まずは第一報だけでも出しておく
現場のリーダーだから、業務に追われて忙しい。
だからつい、かかえてしまいがちなのだろうけど。
逆にそれが非効率の原因になってしまったりするのだから、どんどん出していけば、溜め込まずに済む。
まずは第一報だけでもいいので、メールで関係者に送っておけば、数分しかかかりません。
ちょっと気をつけるだけで、物事が円滑にできる。
やらない手はないです。
「必要な情報」とは、川の流れのように伝えていく
必要な情報というのは、川の流れのように伝えていくように心がける。
堰き止めてはいけないのです。
管理職である私は、職責上さまざまな情報を得る立場にあります。
なんでもかんでも出せばよい…というものではありませんが、業務に関わりあると思われるものは、惜しみなくシェアすることにしています。
もし、私だけが知っていたまま、例えば急に病気になってしまったら…誰もそれを知りえることができない。
仕事というのは、それでは回りません。
「素早く流す」
少し大げさかもしれませんが、ある意味「危機管理対策」でもあります。
もちろん、出すべきものと、出すべきではないものを選り分ける。
ここは「勘どころ」が必要です。
特に、「人」にまつわるもの。ここはぜひ慎重に取り組む。
それ以外は、たいてい共有しても問題ないと思います。
今日の一言
仕事をしている私達は、時間にも追われている。
だからこそ、必要のない「詰まり」をひとつでも少なくすることが、業務効率にとっても、コミュニケーションにとっても、大切なんだよねー。
川の流れのように。
サラサラと仕事が進んでいくと、気持ちがいいものです。