職場の某チーム。業務過多がどうにも回らなくなってきて、メンバーも疲弊しきっています。
リーダーとの対話を重ねますが、当の本人も業務に追われ、策を講じる余裕もない。
そこで、別チームのリーダーに助っ人をお願いすることにしました。
第三者の手や目、つまり「あらたな風」が必要…そんなふうに痛感したからです。
今回は、この出来事を通じて思ったことについて書きます。
知らないからこそ気づける
このリーダー氏、別のチームを担当しているので、業務そのものについては、ほとんど知見をもっていません。
しかし、物事を分析して改善策を打つのが得意。
また、知らないからこそ気づけることもある。
まっさらな目で見てもらうと、アイディアが出てきます。
- 業務の工程を一から洗い出して分解する
- 単純作業で他の誰でもが対応できる事項については、手が空いているチームで巻き取る
- 従来使用していた報告書用のシステムが複雑なため、最近導入した新システムにこれを取り込む
…これらを実施するためには、何をどうすればよいか?施策を進めます。
いつか「棚卸し」をしようと思っていても、なかなかできなかった
この業務は、10年近く継続をしている長期プロジェクト。手順もどこか硬直化していました。
どこかのタイミングで折々「棚卸し」をすればよかったのでしょうが、慣れたやり方を変えるのはそれはそれで大変。
クライアントさんから請け負っているので、見直すには協議も必要だし、一部、契約内容を書き換えることにもなる。
結果、旧来のままずっと進んできてしまった。
発足当時は、現在のIT進展状況とは比べものにならないくらい、アナログな点も多々あり。
一方、遂行しているメンバーの納得がないと、方法の刷新も上手くいきません。
"コンサル役"のリーダー氏も、切り込むのに奮闘中。
管理者の私ができることは、それを後押ししたり、必要に応じてクライアントさんや社内のヘッドとネゴッたり…少ししかありませんが、とにかく支えていこう!と日々見守ります。
新たな目標に向かって
すると、チームの雰囲気も少しずつ変わってくる。
効率化して楽になれば、残業もせずに済む。どうしたらそうできるのか?
リーダーと助っ人"コンサル"とメンバーと。だんだんと「新たな目標に向かって進んでゆこう」全員一丸となりつつあります。
まだまだ再生第一歩を踏み出したばかりだけれど。
きっと、新しい何かが出来上がっていって、今の課題が解決できそうだと手ごたえを感じています。
今日の一言
時には新しい風を吹き込む。既存のやり方にこだわらず、まっさらに捉えなおしてみる。
第三者の目と手。行き詰ったときには、思い切って頼ってみるのも一考。
もちろん、それをササッと実現できるよう、組織をつねに柔軟にしておくことも大切です。