新しいコトに取り組むとき。とくにシステム系にかかわるものだったりすると、
「昭和アナログ世代」のワタシ(笑)にとっては、ついていくのに精一杯。
最近も、我が勤務先で導入された「文書管理システム」に四苦八苦してしまいました。
しかし、やっていくうちに「サッパリ分からん」から「こなれてくる」分岐点というのは訪れるものです。
そんなワタシの経験をご紹介します。
「これまでは良かった」メンタルブロックをはずす
各業務の手順書類は、従来は分厚い紙媒体でファイル保管されているのが常。
すぐ手に取って見れるのが便利だし、この「重厚感」が"手順を守ってるぞー"的な味わいがある。
一方、更新分を差し替えたり、版数管理が煩雑なのが欠点でもあります。
そこで、文書管理システムの導入となったワケですが、まず、画面上で細かい文字がツラツラ出てくるのが辛い。
紙だと「定規」などを当てて、行を追っていけますが、電子だと、どこまで読んだやらビューポイントが分からなくなっちゃう。
とはいえ、慣れるしかない。
「これまでのやり方は良かった」というメンタルブロックをまずは取っ払うことが必要です。
とにかく手順に実直に進める
次は、手順の習得。
たとえば、この文書管理システムの場合、おおもとのドキュメントファイルがあって、システム上にあるリンク先をクリックするとファイルを見にいける・・という構造になっています。
- なぜ、おおもとファイルとシステムが繋がっているんだ?
- 版数管理の仕組みはどうなっているのだろう?
・・などと「素朴な疑問」に拘っていると前に進めません。
とにかく、教えてもらったとおりの手順でひとつひとつ操作してゆく。ガイダンスも電子なので、二画面表示にしてなんとか進める。
新しいことに取り組むことへの抵抗感と、もともとのやり方への『郷愁』
ごちゃまぜの感情に流されず、無心に。
そんなふうに取り組んでみます。
「分岐点」が訪れた!
あーでもない、こーでもない・・と格闘していくうちに、あるときを境に「するする」っとこなれてきたじゃありませんか。
しかも、素朴な疑問に思っていたことも、やっていくうちに理解ができてきます。
とくに、それをまた「別の人に教えないとならない」という状況が差し迫っていたので、なおさら必死でした。
「分岐点」を越えると、不思議と「新たなことに対する抵抗感」が薄れてきます。
無事作業を終えたときには、すっかりこのツールと仲良しになってきました(笑)
今日の一言
システムのことだけでなく、新しい機器を使うときなども。
既存法へのメンタルブロックをはずす→手順に実直に→「こなれる」分岐点を迎える
ということを繰り返してゆけばよさそうだ。
次のチャレンジが訪れたときも、ぜひおそれずに取り組んでみよう。