職場の某メンバーさん。一年ほど前に入社されましたが、ポテンシャルが高くめきめきと頭角を現し、今ではチームの要となって活躍してくれています。
一点、少々ニガテとしているのが「作文」
以前は接客業中心だったとのことにて、なにしろあまりビジネス文作成に慣れていない。
現在はメールや報告書を書く機会がしょっちゅうあるものの、やや唐突であったり言葉足らずであったり、その文面を見ていて、ハラハラしちゃうこともしばしば。気づいたときにはアドバイスをするようにしています。
とある日。
ちょっとしたクレーム事例が発生し、社内報告を挙げてくれたのですが「なにをいわんとしているのか、さっぱりわからん」と、報告先の責任者から一蹴されてしまった。
たしかに「誰が、なにを、どうして、どうなったか」が網羅されていません。
上長であるリーダーと相談します。
すると、リーダー氏
「文書作成について、あらためてトレーニングをしなければと考えています。
ロジカルシンキング、ロジカルライティング、報告書リテラシー…etc.」
おーーーっと。ワタシのニガテなコトバが次々飛び出してくるよー。
確かにさー。理論も大事だとは思うけど。
良文をたくさん読んで、真似して、場数を踏んでゆく・・・ということでいいんじゃないの?
ワタシも以前「ロジカルなんちゃら」「なんちゃらリテラシー」とか、研修で受けたことあるけど、
自慢じゃないが、なーーんにも覚えてないもん。
それより、とにかく読んで真似して読んで真似して。そして、つねに読む人の気持ちによりそって書く。
これを一生懸命繰り返していったら、なんとかうまくできるようになるってもんだ。
そう反論したら、リーダー氏、黙っちゃった。
理論好きなリーダーと、現場百遍主義(笑)のワタシ。なかなか会話がかみ合わない。
とにかく場数を踏む機会を、出来る限り多くメンバーさんに持ってもらうとしよう。