毎年4月になると、組織の再編成(再編)が行われることが多い。我が勤務先も同じです。
会社も人間と同様、試行錯誤の連続。
それが、身近に起る場合とそうでない場合と、それぞれあるのですが、先頭立って進めてゆくのが、管理職のお仕事。
そんなときに私が気をつけていることは、以下の3つです。
- 再編の目的を伝える
- リーダーさんとの密なコミュニケーション
- 現状を整理して、ひとつずつ、ひとつずつ
もう少し詳しく書きます。
再編の目的を伝える
再編を決定するのは、会社のトップですが、その趣旨を理解して「なんのために再編するのか?」をメンバーさんたちに、しっかり伝えます。
変化とは、モノゴトをより良くするために必要なこと。
現状が慣れているし、変わることに抵抗感をもってしまうのも、人間の習性。
自分自身も経験がありますが、「何かが変わる」となると、それが大きければ大きいほど、最初は心にブレーキがかかってしまいます。
まずは、その「ワケ」を知る(最初から「理解」に努めなくてもよい)ことで、少しずつブレーキがアクセルに変わってゆける。
そして、「変化して、よかった」となれるために力を尽くすのが、責任者の役目なのだと思っています。
リーダーさんとの密なコミュニケーション
一方、業務実施は、それぞれのリーダーさんにお任せしているので、なにより大切なのは、彼らとの密なコミュニケーション。
まず、現況について詳しく教えてもらい、再編後はどのように進めてゆきたいか?意見も聴いてみる。
リーダーさんのキャラもさまざまで、日頃考えていることを、ここぞとばかりに「ぶわーーーっ」と話をしてくる人や、対称的に、「会社の決めたことに従います」っと、妙にさらっとしすぎている(笑)人や。
とにかく、リーダーさんを置き去りにしない。
トップダウンで推し進めようとしない。リーダーさんからメンバーさんへと浸透していってもらう。
変化の場を提供するのは会社だけど、それを作ってゆくのは、みんなだから。
シンプルだけど、とにかく対話に徹することを心がけます。
現状を整理して、ひとつずつ、ひとつずつ
さて、そうしてゆくうちに課題がアレコレ出てくる。
リーダーさんにそのまま任せておけばよいこともあれば、自分が前面に出てゆかねばならないこともある。関係各所と調整すべきこともある。
課題が大きくとも、一気呵成に解決しようとしなくてヨシ。ひとつずつ、ひとつずつ。
Excelやパワポでカッコよくまとめて、進捗管理を行うのが得意な方もいますが、それを作る時間が勿体無い。
しかも、モノゴトを整理するのに、とにかく文字に起こして書きためる(終わったら線を引く)という「原始的な方法」が、私にとっては一番なのです。
思いついたらドンドン書く。打ち手も想定してみる。
ただ、実際に行ってみないことには分からないことも多い。
あまり策を弄しようとし過ぎずに、流れに乗ってゆくこともひとつです。
あ。そういえば忘れてた・・
「進捗をトップに報告する」そんなの、後回し後回し(笑)
今日の一言
「変化」を受け入れて進めてゆくのに、苦労も要るけれど。
ある意味「そこに山があるから」
だから、登れるのだー。
そうやってチャレンジしてみると、パワーも湧いてきます。