女性40歳で正社員転職 子育てしながらどう進めていったか 私の場合

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現在の勤務先には、私が40歳の時、正社員として採用してもらいました。

会社勤めが大好きな私。
当時、我が息子は小学校2年生(8歳)。息子が1歳のときから某会社で、アルバイトとして働いていたものの、もっと安定したキャリアを築きたいと思い、転職活動をするに至りました。

時は2002年。この記事を書いているのは2019年なので、今から17年前のこと。
ITの進化もまだまだ創世記でしたので、現代と全く同じ状況ではないかもしれませんが、同じように、子育てしながらキャリア形成に悩んでいる方々のご参考になれば‥と思い、

どんなふうに取り組んでみたか?についてをご紹介させていただきます。

とにかく、キャリアを切らさない

私の勤務先でも昨今は、出産後育児休業を取得して復職するママさんたちが、ほぼ100%に近い状況です。

お子さんの成長も大切ですが、一人の社会人として「仕事で世の中に貢献する」という目標を持っているならば。
どんな仕事でも、どんなポジションでもいいので、とにかくキャリアを継続する。キャリアを切らさない。ということが大切です。

私は夫の転勤があったため、出産後2年ほど「キャリアが切れた」時期がありました。
"途中下車"してしまうと、再び"乗車"するのは本当に大変だった。

保育所の問題など様々障壁はあると思いますが、アルバイトでもなんでもいいので、とにかく就労を繋いでおく。これが後々のキャリア形成の役に立つのです。

そうはいっても、日本はやはり「正社員天国」

とはいえ。

非正規雇用と正規雇用の壁が、今でもかなり散見されるというのが、我が国の現状。
当初は「キャリアを繋ぐ」という観点で進めてOK!ですが、仕事を続けてゆくならば、せっかくなら責任のあるポジションを目指して、収入も上げて行きたい‥という思いが湧き上がってくるものです。実際に私もそうでした。

すると。アルバイト(契約社員)では限界がある。正規雇用(正社員)を目指したいとの思いに至ります。

まずその準備のためには、「どんな分野に携わっていたいか」ということを、明確にすることをオススメします。

私の場合は「ヘルスケア分野」
たまたま関わったこの業界でしたが、そのやりがいに魅了され、とにかくソコを掘ることを目指して転職活動を進めました。

またこの分野「若いとより、いい」という概念が、さほどないのです。
むしろ、年齢が上がってゆくにつれ、健康問題ってさらに深刻化してゆくもの。

そんな"分野特性"にも救われました。

「掘るべきところ」が決まったら、おこなうこと

そうして見出したターゲットを元に、その分野に長けた人材紹介会社を探します。
私の時代も現代も。単独で転職活動を行うのには限界が多い。世の中にあまた「人材紹介会社」があるのも、個人と企業を繋ぐ橋渡しをしてくれる存在が必要だからこそ。

私のキーワードであった「ヘルスケア」に長けた人材紹介会社。ネットで調べればその得意分野などがチェックできます。
ただし、ネットの情報だけでなく、実際に足を運んで登録しに行って、その会社との相性を確かめることも大切です。

私の場合は運よく、そうしたエージェントさんに出会うことができ、また実際の転職支援をしてくださる、担当コンサルタントの方(転職の登録をすると、担当の方が付いてくれます)とみっちりコミュニケーションを行ったことで、様々なサポートをいただくことができました。

とはいえ、40歳子育て中の転職は厳しい 次に私がおこなったこと

ですが2002年当時は特に「女性、40代、子育て中、正社員」みたいな案件ってほとんど皆無。
当初はコンサルタントさんからもかなり厳しいと言い渡されていました。

しばらく連絡も途絶え・・・。

もうフェイドアウトかなーー?と落胆しつつも、コンサルタントさんから「ねーさんは英語が得意みたいだから、英文の履歴書も書いてくださいね」と言われていたことを思い出し、完成後あらためて連絡をとってみました。

すると。

英文履歴書とは全く関係ないのですが、現在の勤務先が募集していた案件の話が急浮上。そして、採用いただくに至ったのです。

つまり。

エージェントさんとトコトン話し合って、自分が出せるものはドンドン提供して。そうしてコミュニケーションを図っていたら。何らかのチャンスが訪れるのだと、私の経験からお伝えできます。

とにかく、信念をもつ

そうしてメデタク(笑)今の会社に入社しその後、管理職にもなったワケですが、とにかく。
転職するにしても、入社後にポジションを目指すにしても。

信念を持つ。

単純ですが、これに尽きるのだと思っています。

  • 自分は何をして社会貢献をしたいのか
  • そのためには、どういう業界に居るといいのか
  • ワーキングマザーとしてクリアにすべきこと(例:子供の保育の問題など)は何なのか
  • 自分の信念を、家族に伝えて協力をお願いする
  • あとはとにかく突き進む。何か問題が起こった時に、その対処を考えることでよく、事前に案じる必要ナシ

そうしたことを捉えながら。やっていけばいいのです。

当時は「残業をしてナンボ」みたいな風潮がまだ色濃く残っていましたが、子供を学童保育に預けているとはいえ、残業もままならないのが実際のところ。

でもその分、限られた時間内に必ずタスクをこなすように、ガシガシやりました。
残業が必要な時は、家族だけでなく、ご近所やママ友など周りの方々に助けてもらえるように、色々と体制を整えたものです。

今日の一言

キャリアプラン。人それぞれ家庭状況や思いがあって、時代背景もあって。
40歳で正社員に復活できたときにもらった「社員証」(ストラップ)が本当に嬉しかった。
仕事を続けていて、よかった。

これからもぜひ、そうした思いをブログに書き綴っていきます。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は元上場企業で20年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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