こんにちは。ワーママ29年&女性管理職16年の いくみ(@nesan_blogger)です。
子育てしながらの管理職って大変なことも多いですが、ワーママならではのメリットってあります。
それは「母の気持ちで部下さんと接することができる」
ワーママ管理職として悩んだときに私の経験が参考になればと、この記事を書くことにしました。
「母の気持ちで部下さんと接する」とは?
管理職の役割として、実務的には業績目標達成やら問題解決やら様々ありますが、マインド的には部下さんとどう寄り添うか?ということも大切。
この"寄り添い"に、子育てをしていることが役立つのです。
子育ても部下さんの寄り添いも、人の成長を支えるという点ではある意味同じ。
よく「部下さんには愛情をもって接しましょう」と言われますが、意識してそうしようと思ったところで返って空回りしてしまったり、部下さんに伝わらずに悶々してしまうことも多いもの。
「母の気持ちで」と考えると、自然と愛情が芽生えてくる。実際に母親をやっているからこその寄り添い方、とも言えます。
寄り添い方の具体例
では、どんな場面でこの「母のような寄り添い方」が発揮できるでしょうか?
私の経験から具体例を紹介します。
部下さんが商談を勝ち取ってきたり、優れた業績を挙げたり…そんな「成果」を称えるとき。
我が息子が受験合格したとか何かの大会で優勝したとかの「やったー!」「頑張ったね!」という思いと同じように言葉をかけるようにする。
一方、仕事のこなし方に悩んでいたり、具体的に何らかの問題を抱えていたり…そんな「心配」が感じられるとき。
「どうしたの?」と声を掛けはするものの、あまりこちらから根掘り葉掘り聞き出そうとしない。
本人から相談してきたときには、いつでも全力で傾聴するようにして、そのときを待っておく。
もちろん、それだけでは上手くいかないことも多いかもしれませんが「出来事を問題視して人を問題視しない」
親と子もそうですが、上司と部下さんだって利害関係で成り立っている間柄ではないのです。
ワーママならではのメリットを活かそう
子育てはとても長いからそれ自体に挫けることもしょっちゅう。加えて仕事の責任やら時間のやり繰りやら、ワーママ管理職ってテンテコ舞いの連続です。
でもね。
ワーママならではのメリットを活かして、自分にしかできないマネジメントスタイルってあるもの。
ぜひ自信をもって取り組んでほしいです。
気づいたら子どもが巣立っていって、ふと目の前には仕事の成果も積み上がっている。
いつか必ずそんなときが訪れます。
最後にひとこと
実は、この記事を書くきっかけとなったのが、異なる部署間のリーダーたちを交えてざっくばらんな話し合いをしていたとき。
その際に、他部署のリーダーがポツッと「うちの上司は私たちのことをあまり好きではないような気がする」と言っていたのを耳にして、後からうちのリーダーにそっと伝えたのです。
「私にとって部下さんはかわいい子どもみたいなものだから」
なんでそんな言葉が出てきたんだろう?ってあらためて考えてみて「母の気持ちで接する」ということに気づきました。