今から20年くらい前のこと。
PowerPointが会社で使われるようになったときは、なんて凄いツールなんだろう。と驚嘆したものです。
それ以降「プレゼン」は、なにかを説明したり伝えたりするときの必須アイテムになった。
ワタシも仕事上でプレゼンとは長年お付き合いをしてきていますが(笑)どうしても苦手意識が拭えず、いつもあまり上手くいきません。
風土刷新コンサルタント/日本ほめる達人協会「ほめ達!」特別認定講師であられる長谷川孝幸さんは、「研修講師プロフェッショナル」のお方。
長谷川さんが長年培ってこられた"プレゼンメソッド"をぜひお聴きしたい!と、新刊『ササるプレゼン』の出版記念講演会に参加してきました。
本はまだ読了できていないのですが、先に講演会をお聴きして気付きをいただいたこと。
- 自分と人は違う
- 台本を作る
- 上手でなくてよいから頑張って伝える
この3つについてを、ご紹介させていただきます。
自分と人は違う
「伝える」ということは、自分ではない他者へメッセージを送り受け止めていただくこと。
- 普通、そうでしょ。
- 言わなくてもわかるし。
- あたりまえだわ。
…etc.
こんなふうに思っちゃいがちで、モノサシとしてもっているものは、人それぞれ違うのだということを、つい忘れてしまいます。
プレゼンに限らず「伝える」ということは、自分のモノサシをとっぱらい、相手のモノサシを慮りながら言葉を発してゆくこと。
これってワタシ、まったくできていませんでした。
長谷川さんはこうおっしゃいます。
「自分と人は、絶望的に違う」
プレゼンの骨子や構成を考えるときに。まずはこの点をしっかり意識して取り組んでゆこう。まさに「ササり」ました。
台本を作る
資料を作ったのちに本番に向けて…練習はしてみるものの、なんとなく資料をさらっと舐めてそれにそって模擬トークをする程度に終わっていました。
真摯に登壇している人は実はそんなに準備や練習をしていないようで、たいていはしっかり台本を作り、それを応用してこなしているのです。
ー本書より引用
台本…おはずかしながら、まったく用意もしてこなかった。
ワタシのプレゼンって、なんか話が飛んじゃったり、散らかっちゃったり。
これをまさに防止する手立てが「台本」だったのですね。
台本を作る際のポイントは以下だと教えてくれます。
- そのとき話しをするように(話し言葉)で書く。
- 句読点のチェック:話すときの一息で「、」&およそ30文字以内で「。」を目安にするとよい。
- 時間を計る:実際に読んでみる。例えば1分間で400文字はかなりゆっくり、800文字超は早すぎて聴き取りにくくなる。
ふむふむ。
そして、台本をもとに充分に練習する。
「ただし『台本は十分に覚える。しかし台本にこだわりすぎて惑わされないように』がコツ」
むずかしいなー。でもとにかく、備えあれば憂いなし。
今後プレゼンするときは、しっかり台本を作ってゆかなくっちゃ。
上手でなくていいから頑張って伝える
こうして支度を整えたら。
あとは、本番。
上手にやろうとつい力んでしまいがちですが、大切なのは「頑張って伝えること」
とくに「ゴール」(どうしても伝えたい要旨)をつねに重視し、プロセスにとらわれ過ぎないように。
とっ散らかりがちなワタシのプレゼン、いちばん大切な「ワンメッセージ」に集中して、
そして、頑張って、楽しんで。
なんだか、苦手意識が薄らいで楽しみが増してきましたw
今日の一言
せっかくプレゼンをするのならきちんと、聴いてくださる方々のところへお届けしたい。
表情豊かに流れるようにお話される長谷川さんのプレゼン。
まさに心にササり、とても引き込まれました。
本書では、さらに詳しい解説や「コンテンツの作り方」などもガイドしてくれています。読了が楽しみだなー。
サインもしていただきました。
長谷川さんのお着物姿と、いつもはじけるようなスマイルが素敵ですw
プレゼンが苦手だという方に…ぜひご一読をおススメしたい珠玉の書です。