師匠の樺沢先生は、例年、アメリカにビジネス視察に行かれています。今年の訪問先は、ワシントンD.C.、ニューヨーク、ポートランド、シアトル。さまざまなビジネスリーダーの方々へのインタビュー内容や、お食事や観光等で得られた最新状況のアップデートをいつもセミナーで共有くださいます。今回は『アメリカに学ぶ究極の「変化力」』と題したセミナーに参加してきました。
私が敬愛する国、偉大なアメリカ
みなさんそれぞれに、好きな国というのがあるかと思います。私はアメリカが好きです。
広大な国土と多様な文化。アップル、グーグル、マイクロソフト、GE、IBM…etc. 世界経済と情報社会を牽引しているともいえるビッグ・ビジネス。そして、なんてったって、大好きなJazz発祥の国。樺沢先生もおっしゃっていましたが、昭和世代(笑)にとってアメリカは、映画や音楽や、その文化に多く影響を受けた、夢と憧れの国です。以前のブログにも“アメリカLOVEな私の歴史”を書いてみました。
「アメリカがクシャミをすれば日本はカゼを引く」とは昔からよく言われていますが、アメリカを見ていれば未来予測ができる。と樺沢先生からも教わりました。AIなどのさらなる情報革命により、今後全世界が大きな変化を余儀なくされる。では、人間にしかできないことはなんだろう?それが生き残りのカギになるのだと思います。
そんな流れのなかで、アメリカもまさに今、変化の波がうねらんとしているようです。
ビジョンを示す
「もはや、モノが売れる時代ではない。」と言われて久しいですが、今回樺沢先生が視察された各企業も、そのキーワードは“ビジョン”。
サウスウェスト航空:ミッション、ビジョン、コアバリューを入社後半年間徹底的に教える。
ヨシダソース:ソースを売るのではない。ストーリーを売っているのだ。
Zappos:私たちはお客様に“靴”ではなく“幸せ”を運んでいる。… 樺沢紫苑先生のセミナーより
企業も人も同じ。いかに、自己開示して、個性を発揮して、ステークホルダーに共感してもらえるか。これからは「心の時代」なのですよね。
美味しいものを食べて健康を維持する
一方、ひとびとが生きていくのに、無くてはならない「食」。私がアメリカに行ったころは、本当にアメリカって食文化がない国だなぁ。と実感したものです。まさに、ジャンクフード三昧。私がホームステイしていたお家も、冷凍素材をチンしてお皿に並べて、食後は車に乗ってアイスクリーム屋に食べに行く…ってなスタイルでした。しかし、樺沢先生が今回渡米されて、もっとも驚かれたのが、「食事が美味しい!」ということであったそうです。
例えば、シアトルでは“メトロポリタンマーケット”や“ホールフーズ”などの自然派スーパーがとっても人気があるそうで、「高くても健康に良いものを」というコンセプトに消費者が共感している。アメリカの食文化、ほんとうに変化しているようですね。他にも各地のレストランやファーマーズマーケット、コーヒーショップに至るまで、美味しいものがたくさん!と感激されたそうです。
アメリカの変化力と日本の俯瞰特性
アメリカの信条は“Change”に尽きる。日本もその良さを取り入れて、でも、日本らしさも発揮して、より、変化していきたい。
アメリカの気質は専門特化な“スペシャリスト”
日本の気質は全体を把握してどれもそつなくこなす“ジェネラリスト”
確かに、自分の仕事上のクライアントさんの業務状況を見ていても、外資(とくに米系)はまさに完全分業制で徹底した合理主義。受け持ちの分野は得意だけれど、異なる分野はまったく関知せず。それが、生産性向上の手段…といった風潮があるように感じます。
日本文化は、ある意味、「全体を見渡す特性」=俯瞰が随所にある。やはり、樺沢先生から教えていただきました。
私が勤務する会社も国内企業のため、”全体をそつなく”ということを是とする風潮がやはりあります。
日本ならではの、「俯瞰感性のあるスペシャリスト」を目指したら、きっと、他国に成しえないオリジリティの発揮になるのでは?先生のお話をお聴きしてひらめきました。
気付き
ビジョンを発揮して仕事に取り組む→ワタシのビジョンは?うちの部署のビジョンは?うちの会社のビジョンは?仕事を進めるうえでも、また、あらたな人材を採用しようとするときも、この点をつねに心がけることが、競合他社との差別化になる。セミナー翌日から、さっそくこのスタンスで取り組むようにしています。
全体を見渡せるスペシャリストを目指す→これは、仕事のみならず、今後のライフワークの道標ともできそうです。「それって、なに?どんなスペシャリスト?」というのがまだ具体的に語れず…ではありますが、”きらーん”というヒントをいただけました。
樺沢先生、今回もたくさんの気付きをいただき、ありがとうございました。