ピアニストとして、また、YouTuberとしても、たくさんの名曲を届けてくださる、にとまいこさん。先週土曜日は、まいこさんがオーガナイズされた弦楽三重奏との”ブリリアントカルテット 奏”をお聴きしてきました。
スタンウェイのピアノ
世界で最高峰ともいえる、スタンウェイのピアノ。ワタシも以前はピアノ弾きのハシクレでしたが、残念ながらスタンウェイを弾く機会はありませんでした。今回のまいこさんのライブで、その澄んだ音色の秀逸さにあらためて心酔。なんてシャープな響き!まいこさんが当日のトークでもおっしゃっていましたが、会場の木の床や、他の弦楽器とのコラボや、演目によっても、その音色(ご機嫌?笑)が変わるのだそうです。まさに、木からできている楽器も”生き物”。あらためて感動。いつか、ワタシもスタンウェイを弾きながら”会話”してみたいなーw
モーツァルトっぽいベートーヴェン
まいこさんから今回の演目について「モーツァルトっぽいベートーヴェンをやりますよー。」と教えていただいて、めっちゃ楽しみでした。一曲目の”ピアノ四重奏 第3番 WoO35”がまさに、まんま!モーツァルトっぽい。ただ、ひとたび短調に変わるとやっぱりベートーヴェンっぽい。”モー”と”べー”(笑)ってどう違うのかっていうと、私見で恐縮ですが、”モー”はほんとうに優等生タイプ。万人受けするメロディ。方や、”べー”はエキセントリックでかなり乱高下するメロディ。アマノジャクなワタシは、モーさんは少々苦手。ベーさんがとても好きです。でも、こんな、優等生的な曲もあるんですねー。しかも、16歳のときの作品というので、本当に驚き。そんな由来もMCで解説くださいながら、”まいこワールド”は進んでいきます。
”ブリリアントカルテット”
まいこさんのピアノに加えて、ヴァイオリンの谷口亜実さん、ヴィオラの中村紀代子さん、チェロの諸岡由美子さんとのカルテット。弦楽四重奏というのはよく聞くことがありますが、ピアノと弦楽三重奏というのも、とても新鮮です。前半は”クラシックの大御所”作曲家の演目が目白押しでしたが、後半は映画音楽などのポップス中心。それぞれの弦楽器とのデュエットやトリオもあり、トークもあり、バラエティに富んだ演出もとても楽しかったです。まいこさんからのご解説、「それぞれ個性豊かな演奏家さんたちなので、調和する、というよりも、お互いの個性がコラボしてハーモニーを奏でる。というカルテットです!」というお話もとっても響きました。
気付き
クラシックのコンサートもさまざまに発展しているのだなあと、とても感銘しました。何より、まいこさんを始め演者のみなさんの飛び切りの笑顔が本当に素敵でした!
まいこさん、ありがとうございました。