胃カメラ検査の前日。
胃を検査するのだから「前夜9時までに食事を済ませる」「その後は飲食禁止」…といわれるのはなんとなく分かるのですが、そうじゃない場合でも飲食制限をいわれますよね。
これまで「まあ、必要があるんだろうな」くらいでスルーしていましたが、あらためてその理由を知りたいと思い、調べてみました。
正しい血液検査の値を測るため
一番の理由は血液検査の値を正しく測るため。
血液検査のなかでも、とくに、糖尿病リスクを検査する「空腹時血糖」や、脂質異常のリスクを検査する「中性脂肪」を測るのには、一定時間を絶食する必要がある。
「一定時間」の基準は検査10時間前までが基本。これは「前日の夜から10時間以上絶食し、朝食をとる前に測定する」という血糖値検査の定義に基づいているそうです。
なんでお酒を飲んじゃいけないのかな?
加えて、健康診断の前日は禁酒が望ましいと言われます。
飲酒はコレステロール値や血糖値などに影響が出やすいので控えましょう、とのこと。
本来は正常値なのに、ウッカリ前夜に一杯飲んじゃったりして、きちんとした値が出ないのは悔しいですもんね。仕方ない…。
その他の飲み物は?
水は検査2時間前までにコップ一杯程度なら飲んでも可。とは書いてあります。
それ以外の飲料ですと、カフェインや糖分が入っていたりすることが多いので、やはり、検査の値に影響が出ないように、控えたほうが良い。
なお、牛乳やヨーグルトなどの乳製品は胃の粘膜を覆ってしまい、レントゲン撮影に影響を及ぼしてしまうため、前夜から不可、とのことです。
今日の一言
健康診断は年に一度とはいえ、前夜から飲まず食わず…というのはなかなかしんどいものです。
とはいえ。
より、正確な値を計測するためには、万全を期す。そう考えれば、まっ、しゃーないか。とあきらめがつきます(笑)