こんにちは。昼休みに散歩をするのが趣味の いくみ(@nesan_blogger)です。
ある日。歩いていたら路上にタンポポとツクシを見かけました。
タンポポは漢字で蒲公英。なぜこれで「タンポポ」って読むんだろう?
ツクシは漢字で土筆。なぜ「つち・ふで」なんだろう?
図書館に行って、漢字の語源を調べてみることに。
ご紹介します。
蒲公英
まずは「蒲公英」
植物図鑑を引いてみます。
図鑑中に「蒲公英」とは書いてあるものの、その漢字の由来は見つけられず。
広辞苑を引いて見ます。
「たんぽぽ」を見にいってみると「葉は食用とし、根全体を乾燥したものが漢方生薬の蒲公英(ホコウエイ)で、健胃・催乳剤」
「蒲公英」というのは、漢方生薬「ホコウエイ」に由来しているようです。
大辞林も見てみました。
広辞苑では「たんぽぽ」でしか引けず、「ほこうえい」では引けなかったですが、大辞林では出てきました。
「蒲公英」は漢名。
PCやスマホで「たんぽぽ」と入力すると、「蒲公英」と変換が出てくるのも便利なものです。
土筆
次はツクシ。
図鑑によると、スギナとツクシとは一対、生育過程で異なる形状・呼び名になるとのこと。
確かにいっつも隣り合わせに生えているものね。
「土筆は日本名」とは書いてあるものの、それ以上の情報はナシ。
広辞苑・大辞林でもあまり詳しいことが書かれていなく、Wikipediaで見てみました。引き名はスギナ。
その栄養茎をスギナ、胞子茎をツクシ(土筆)と呼び、ツクシの方は食用とされる。土から出てきた胞子茎は、伸びきる前は先端まで「袴」に覆われており、その形状が「筆」に似ていることから、「土筆」という字を当てられるようになったものと考えられる。
まさに、「つち・ふで」なのですね。
やはり、スギナも生薬としての役目があるようです。
栄養茎の全草を乾燥させたものは生薬名を問荊(もんけい)といい利尿作用がある。生薬としてのスギナの効用は古くから伝承されていた。
最後にひとこと
あらためて調べてみると。
野の植物にはその名や漢字の由来に始まり、効能もさまざまあって趣深い。
タンポポやツクシを見つけると、春の訪れを感じます。
季節が変わるごとに癒しをもらえる、野の花って楽しいわー