入院中に気づいた「日常の尊さ」 病気が教えてくれた、折れない心の作り方

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突然の入院。
治療方針は明確で、1週間で退院できることもわかっている。医師からも「大丈夫ですよ」と言われている。
それなのに、ふとした瞬間に不安が襲ってくる。

「本当に治るんだろうか?」
「いつもの日常は、本当に戻ってくるんだろうか?」

頭ではわかっているのに、心がついていかない。
病気になると、身体だけでなく、心まで弱ってしまう。そんな経験をしたことはありませんか?

私が今、まさにその渦中にいます。

そんな時の「折れない心の作り方」自分が経験したことであらためて気づいたことを、このブログに認めることにしました。

いつもの「当たり前」が、特別な支えになる

入院後手術を受けて二日ほど経ちましたが、今この瞬間、当然ですがまだ完治には至っていません。

理屈では「大丈夫」とわかっているのに、不安は消えない。病気の時の心の状態なんですよね。

私は幸い、手術当日以外は普通に動けたので、仕事のメールチェックをしたり、ブログを書いたり、SNSでフォロワーさんと交流したり、音声アプリでライブをやったり。

いつものルーティンを続けることができました。

元気な時だと、これらは「やらなきゃ」に変わって、ときにはオーバーフローして疲れてしまうこともある。
でも、病気の時は違いました。

むしろ、こうしたルーティンがあることが支えになったのです。

「あぁ、いつもの自分とつながっている」
「早く日常に戻りたい」

そう思えることが、治そうという気力になってくれました。

積読本が、このタイミングで刺さる

もうひとつ、入院中に役立ったのが読書です。

日頃、積読で溜まってしまっていた本を数冊持ってきました。とはいっても、集中力が持たずなかなか読めないかも…とも思ったりもしていましたが、多少パラパラ読みの部分はあるものの、刺さりポイントもいくつかあって、

「早く日常に戻って、教わったことを実践するんだ」という気概が湧いてきたのです。

特に面白かったのは、偶然ではありましたが、時間術に関する本が2冊あったこと。
病気でいろいろな行動が制限されているからこそ、時間の大切さや使い方を真剣に考えられた。そして「早く日常に戻って、この時間術を実践したい」という前向きな気持ちになれました。

病気療養中に心を折らないためのヒント

日常のルーティンや、やりたいことがあるからこそ、「戻りたい場所」がある。

病気の時、人は「失うかもしれない」という恐怖を感じます。でも、その恐怖を乗り越えるのは「戻りたい日常」があるからなんですよね。

ある程度自力で動けていることが前提とはなりますが、あらためてヒントをまとめます。

いつものルーティンを、できる範囲で続ける

完璧にやる必要はありません。

メールチェックだけでもいい。SNSを見るだけでもいい。好きな音楽を聴くだけでもいい。
「いつもの自分」とつながっている感覚が、心の支えになります。

後回しにしていたことに取り組む

入院中や療養中は、ある意味「強制的な余白時間」です。
この時間を使って、普段できなかったことに取り組んでみる。読みたかった本、観たかった動画、学びたかったこと。

こうしたことをこなすだけでも、気力や活力につながるものです。

 病気が教えてくれたこと

人間誰しも病気にかかってしまうことは避けられません。

辛いものですが、こうして療養している時にでも、日常に戻っていつもの通りを送れることを励みにできる、それが頑張って治すのだという気持ちにもつながります。

そして、医師を始め医療スタッフの言うことを信じて、その時間はしっかり治療に専念して、以後はさらに健康を保つためにより心がけていくことが大切。

日常、健康の尊さ
当たり前の幸せ
そして、戻りたい場所があることの有り難さ

病気が教えてくれることはいろいろある、とよく言われますが、私も今回このことにあらためて気づかせてもらいました。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は元上場企業で21年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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