「苦手な部下さん」が昇進を勝ち取った日。上司が本気で推薦した理由とは

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こんにちは。女性管理職21年の いくみ(@nesan_blogger)です。

我が勤務先は9月決算・10月から新しい期が始まって、毎年11月末くらいの時期になると、部下さんたちの業績評価がほぼ確定します。

特に、部下さんの昇進:つまり彼らの管理職登用については本当に悲喜交々。例え上司の自分が全力推薦したとしても、残念ながら昇進試験にパスできないこともあったり…

それだけに、上司としていちばん大変で、かつ、実際に昇進を果たしてくれた時はもっとも嬉しいことでもあります。

どちらかというと苦手意識のあった部下さん

この記事を書いている今から遡ること5年ほど前のこと。

部下さんの昇進エピソードでもっとも心に残る出来事がありました。

ある部下さん:仮にEさん、と呼びます。
初めてお会いしたときから、何事も斜に構えていてやや批判的な気質があって、どちらかというと苦手意識がありました。

なのですが、接していくうちに彼の長所が色々と見えてきたのです。

具体的に言うと、企画力とプレゼン力が抜群で、クライアントさんへの貢献意識が高い。また、ロジカルな思考が得意である。

素晴らしい個性です。

人一倍上昇志向も高い。
ただ、それまでの上司たちからなかなか認めてもらえなかった…というのが彼の口癖でした。

この部下さんに必ず昇進してもらうと決意

なるほど。

それはわかった。でもね。
そんなふうにネガティブに捉えてもなんの得にもならないから。

アドバイスしてみても、なんだかんだブツブツ言いながら、その後も長メールでグダグダ言ってくる。
めんどくさいヤツだ(笑)

何度かの面談の末に彼の口から出たこと。
「上の立場になって、会社全体の発展に力を注ぎたいんです」

彼との2年ほどのおつきあいを経て、私の心は決まりました。
この部下さんに必ず昇進してもらうのだ、と。

逆風を跳ね除けて、昇進決定

とはいえ。

ご本人が言っているように、これまでなかなか周囲から認めてもらえずに今に至ってしまっていて、案の定、私がボスに彼の昇進推薦をしたときも「うーーん、Eさんねえ…」と、どこかレッテルを貼られているような雰囲気。

かなり逆風です。

それでも、とにかく彼の心意気になんとしても答えたいと必死にアピールして、そして、本人も昇進試験を頑張ってくれて。
無事、合格したときには我が事のように感激しました。

ご本人にも「やったよ!昇進決定です」と伝えたときに、それまで見たこともなかったような満面の笑顔で「ありがとうございますっ!!」と答えてくれて、じーーんときました。

すんなりと昇進を果たしてもらえる場合もあれば、Eさんのように紆余曲折の場合もあれば、様々ですが

とにかく、部下さんの昇進、上司である私の一存では決められない一大事ですから、本当に大変だし実現できたときは心底嬉しいものです。

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この記事を書いた人

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いくみ@女性管理職&ブロガー(ねーさん)

ビジネス書著者、講師(女性管理職の専門家)、ブロガー、ワーキングマザー30年。

40歳で正社員復活し、現在は元上場企業で21年管理職。「人生100年、仕事やライフワークや色んなことにチャレンジしつつ、めいっぱい楽しもう!」というビジョンのもとブログを始めとして、SNS、メルマガで情報発信中。山手線 全駅の記事も人気。2023年4月初出版『女性管理職が悩んだ時に読む本』好評発売中。

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