こんにちは。女性管理職21年の いくみ(@nesan_blogger)です。
社外の女性管理職の方と話しする機会がありました。
定年再雇用でありながら、人事の責任者として第一線で活躍されている素敵な方。
その輝かしいキャリアとは裏腹に、彼女が抱えていた悩み。それは
「会社員としては、あと数年。その先のセカンドライフをどう展開していけばいいのか…」
というものでした。
実は、私も数年前に全く同じ悩みを抱えていたのです。
この記事では、定年再雇用や50代以降のキャリアに不安を感じているあなたへ、私自身の経験を通じて見つけた「新しいキャリアの切り拓き方」をお伝えします。
定年再雇用後のキャリア、不安がよぎる
「責任者として活躍しているのに、なぜ悩むの?」そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
なのですが。
どんなに今、輝かしいポジションにいても、会社員としての残り時間が見えてくると、誰もが一度は立ち止まってしまうものです。
特に、定年再雇用で働く世代は
会社を離れたら、自分には何が残るのだろう
新しいことを始めるには、もう遅いのではないか
不安が頭をよぎることでしょう。
なぜ「情報発信」が、セカンドキャリアの鍵になるのか
実は私自身、数年前に全く同じ悩みを抱えていました。
いえ、悩みどころではなく「挫折」と呼べるような出来事が、立て続けに起こったのです。
これまで積み重ねてきたものが、一気に崩壊していくような感覚。
そんな時期に一筋の光となったのが「情報発信」でした。
偶然に出会った学びの師匠から、こう言われたのです。
「長く生きてきた分、情報発信して背中にいる人たちの役に立とう」
その言葉に、救われました。
これまでの苦労や経験が、誰かの役に立てるのだ。挫折さえも、誰かにとっての道標になるのだ。
そう思えた時、新たなやりがいが生まれて、私は立ち直ることができたのです。
今日から始められる「情報発信」という選択肢
では、具体的にどうすれば良いでしょうか。難しく考える必要はありません。4つのステップで解説します。
ステップ1:あなたの「経験」を棚卸しする
まずは、これまでのキャリアを振り返ってみましょう。
長年培ってきた専門知識
困難を乗り越えた経験
部下育成で得た気づき
失敗から学んだこと
どんな小さなことでも構いません。
それらは全て、誰かにとっての「知りたい情報」なのです。
ステップ2:発信の「場」を選ぶ
情報発信の手段は、様々あります。例えば
ブログ
X(旧Twitter)
note
LinkedIn
どれか一つでも構いません。
まずは、あなたが続けやすい方法を選んでください。
ステップ3:「背中にいる人」を想像する
発信する時に大切なのは「誰のために書くのか」を明確にすること。
過去の自分と同じ悩みを抱えている人。
これから同じ道を歩もうとしている人。
そんな「背中にいる人たち」を想像しながら、あなたの経験を言葉にしてみてください。
ステップ4:完璧を求めず、まず「一歩」を
最初から上手く書こうとしなくて大丈夫です。私も最初は、どう書けばいいのかわかりませんでした。
なのですが。
続けているうちに、少しずつ自分のスタイルが見えてきます。そして、読んでくれる人が現れます。
「参考になりました」
「勇気をもらえました」
そんな言葉が新しいやりがいになるのです。
一歩踏み出せなかった人が、今、動き出そうとしている
冒頭でお話しした女性管理職の方に、私の経験をお伝えしたところ
「これからどうしていいか悩むだけで、一歩が踏み出せていなかった」
「そんな切り口があるとは、想像もしなかった」
「ぜひ、発信を始めてみます」
こうした言葉を聞いた時、とても嬉しくなりました。
かつての私のように悩んでいた方が、新しい一歩を踏み出そうとしている。
師匠から教わった「背中にいる人たちの役に立つ」ということが、まさに今、目の前で起きている。
そう実感できた瞬間でした。
最後にひとこと
会社員としての「その先」に不安を感じている人へ。
あなたが長年積み重ねてきた経験は、必ず誰かの役に立ちます。挫折も、苦労も、全てが財産です。「もう遅い」なんてことは、ありません。
今から始めれば、定年後もずっと続けられる「自分のキャリア」を築くことができます。
情報発信という選択肢。ぜひやってみてください。
あなたの背中を見て、勇気をもらう人が必ずいるに違いありません。