「ブログってもう古いんじゃないですか?」
「これからはnoteの時代ですよ」
SNSでもそんな声をよく耳にするようになりました。
確かに、noteは手軽だし、フォロワーの反応も目に見えてわかる。有料記事の販売もできて、マネタイズの選択肢も広がる。
一方で、長年積み重ねてきたブログ。オリジナルドメインで育ててきた自分の「場所」
どちらを選べばいいのか?
そもそも、選ばなきゃいけないのか?
この記事では、あることをきっかけにnoteに対して私の中で起きた「異変」と、そこから見えてきた答えについてお伝えさせてもらいます。
私と同じように「ブログなのかnoteなのか」悩んでいる人の参考になったら嬉しいです。
ブログが「母艦」である理由
私がこのブログを始めたのは、2017年のことでした。
最初は日記的な内容ばかりでしたが、書き進めていくうちに「女性管理職としての経験や葛藤、部下さんとのやり取りや職場のコミュニケーションについて」という自分の強みを活かした記事をメインとすることを見出し、以来一つ一つ綴ってきてそれは2025年の現在でも継続中です。
そして、気がつけば、2500記事。
この積み重ねが、ビジネス書の出版にも繋がって、私にとってブログは「母艦」そのものなのです。
特に、オリジナルドメイン「ikumi3.com」ですから、その愛着感は半端なく深い。
無料ブログサービスではなく、自分の「家」を持っているような感覚。ここは私の居場所であり、発信の原点。
だからこそ、簡単に手放せるものではありません。
noteの「拡散力」に驚いた日:本田健さんのハッピーライティングマラソン
一方で、noteは私にとって、もう少しカジュアルな存在でした。
ちょっとしたポエムや読書感想文を書くために、と使い分けていたのですが、あるきっかけから、本田健さんの「ハッピーライティングマラソン」という取り組みに参加することになったのです。
この取り組みは、毎週本田健さんからお題が出て、それについて自由に投稿していくというもの。noteだけでなく、インスタグラムやエックスなど、どのSNSでもオッケー。
私はnoteで参加することにしたのですが、記事には「ハッピーライティングマラソン」「本田健」という二つのハッシュタグを付けることが推奨されています。
すると、驚くことに。
このハッシュタグから私のnoteに見にきてくれる方々が爆上がり。毎日毎日フォロワーさんが10人くらい増えていっているのです。
あらためてnoteの拡散力を思い知りました。
ブログとnote、大きな違い
ブログとnoteの大きな違い。
幾つか挙げられるかと思いますが、その中の一つに「フォロワー数の見え方」という点があります。
自分ドメインのブログですと、フォローする機能はあるものの、表立って数字として現れるものではありません。
裏側の仕組みを見にいって初めてその人数を知る、という状況。
一方、noteはフォロワー数が一目瞭然。
エキスパートの方は万単位でフォロワーさんがいらっしゃって、その数字が目に見えるからこそ、モチベーションにも繋がる。
そして、ハッシュタグによるコミュニティの力で、どんどん人が集まってくる仕組みも素晴らしいと、あらためて実感しました。
どちらか一方を選ばなくていい
昨今は、noteの有用性を説く論調も増えてきたように思います。
確かに色々とメリットはありますし、有料で記事を販売できるマネタイズにも活用できるのはとても良いです。
一方で、ブログはちょっと前ですと「広告収入」という点で、かなり収入を上げている人たちもいましたが、グーグルのアルゴリズムの度重なる変更などで、「今は昔」のようになっている感も否めず。
それでも。
やはり、私にとってブログが母艦であることに変わりなく、一方で、noteもライトに書いていったり記事を販売したり、ということで、両方を活用していきたい。
どちらか一方を選ばなくていいのですよね。
ちなみに、これはよく聞く話ではありますが、同じ記事を両方に上げるのはエヌジー。
なので、それぞれに別々の記事を書くということとなると、やはり、私にとってはブログがメインであることに変わりないです。
「母艦」と「別荘」のような関係
今、私の中で見えてきた答えは、こうです。
ブログは「母艦」
noteは「別荘」
ブログは、これまでの積み重ねがあって、読者さんとの信頼関係も育ててきた場所。ここでは、女性管理職としての本格的な発信を続けていく。
noteは、もう少し気軽に、実験的に、コミュニティとの繋がりを楽しむ場所。有料記事にもチャレンジできるし、ハッシュタグで新しい出会いもある。
どちらか一方を選ぶ必要なんて、ないのです。
「ブログはオワコン」なんて言われることもありますが、私はそうは思いません。
オリジナルドメインで積み重ねてきた記事は、私の財産であり、これからも育てていきたい「場所」
そして、noteという新しい可能性も、同時に楽しんでいきたい。
両方を愛する。
両方で発信する。
それが、2500記事書いてきた私が見つけた答えです。
あなたも、もし「どちらを選ぼうか」と悩んでいるなら、両方試してみてはいかがでしょうか。
それぞれの良さを活かしながら、自分らしい発信を続けていく。
ぜひ楽しんでいってくださいね。
私のノートはこちらです。よろしければ合わせてご覧ください。
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