こんにちは。女性管理職20年の いくみ(@nesan_blogger)です。
「育児休業を取ったら、仕事についていけなくなるのでは?」
「一度仕事を辞めたら、もう元のようには働けないかも…」
こうした思いを抱えている女性の方も多いのではないでしょうか。
出産や子育て、家族の事情など、女性は男性よりも仕事から一時的に離れる機会が多いのが現実です。
そんなあなたに向けて、ワーキングマザー30年の私の経験も踏まえて「ブランクがあっても、全然大丈夫!」ということをお伝えしたく、この記事を書きます。
子育てで仕事にブランク期間があることへの不安
具体的な悩みとしては
- 「ブランク期間中に何か勉強しておかないと置いていかれる」
- 「復職しても以前のように仕事ができるか心配」
- 「一度離職したら、もう良い条件で働けないのでは」
こうした不安や焦りではないでしょうか。
この記事を読めば「ブランク期間への不安」が解消されます
この記事では、管理職として多くの部下さんたちの育児休業・復職を見守ってきた私の経験と、自身が3年近いブランクを経て再就職を果たした実体験をもとに
- ブランク期間中に焦る必要がない理由
- 復職・再就職を成功させるために本当に大切なこと
- 女性が働き続けるための心構え
をお伝えしていきます。
読み終えた頃には、きっとブランク期間への不安が解消され、自分らしく働き続けるための道筋が見えてくるはずです。
「仕事をやりたい」という意欲を持ち続けることが大切
私自身、結婚・出産のタイミングで夫の転勤に伴い離職し、3年近いブランクを経験しました。この記事を書いている時点から30年程前で、子育て中の女性が働くことは今以上に困難でした。
しかし「仕事をやりたい」という意欲を持ち続けることで、非正規雇用ではありましたが再就職を果たし、その後紆余曲折があったものの、結果、女性管理職20年のキャリアを積むことができました。
一方で、上司として200人以上の部下さんたちと向き合ってきた中で、育児休業から復職した多くの女性たちを見てきた結論は
【積んできた経験は宝。少し離れていても必ず勘は取り戻せる】
ということです。
ブランク期間への不安を解消する3つの解決策
それでは、実際に「ブランク期間への不安」を解消するために、どうすれば良いでしょうか?
解決策を3つのポイントでお伝えします。
解決策1:ブランク期間中は「子育て優先」で堂々と過ごす
育児休業中の部下さんたちを見ていて感じるのは、多くの方が
「休んでいる間に何か勉強しておかないと…」
「資格を取っておいた方がいいかな?」
などと焦ってしまうことです。
でもね、そんな必要はないのです。
育児休業期間、概ね1年~2年程度であれば、復職時に必要なスキルは自然と取り戻せるもの。それよりも、二度と戻らない貴重な子育ての時間を、ぜひゆっくり楽しんでください。
解決策2:「仕事をやりたい意欲」を持ち続ける
私の3年近いブランク経験から言えることは、期間の長さよりも「仕事への意欲」が重要だということです。
当時は今よりもはるかに厳しい就職環境でしたが、「どうしても働きたい」という強い想いがあったからこそ、道を切り開くことができました。
意欲さえ持ち続けていれば、その後の仕事へのチャレンジもきっと上手くいくに違いありません。
解決策3:ブランク前に「経験という財産」を積んでおく
加えて、これから出産・育児を控えている方へのアドバイスを一つ。
ブランク後の復職を成功させるためには、離れる前にある程度の経験を積んで形にしておくことが重要です。
それまで積んできた経験は、決して消えることのない「宝」となりますから、少し現場を離れていても、その財産があれば必ず勘を取り戻すことができるのです。
人生は長い。ほんの数年のブランクを恐れずに
我が国でも女性活躍支援やダイバーシティの取り組みが進んでいますが、それでもまだまだ女性の負担は男性に比べて大きいのが現実です。
ブランク期間を過ごすことに不安や焦りを感じるかもしれません。
でも、考えてみてください。
人生は長いのです。
その中のほんの数年、仕事から離れることがあっても、そこは子供と過ごす時間を優先して当然なのだと考えて、堂々と楽しんでください。
女性が働き続けることのハードルは確かに様々ありますが、それまで積んできた経験という宝があれば、仕事に戻った時に必ず元の勘所を取り戻せるに違いないのですから。
最後にひとこと
ブランク期間への不安は、働く女性なら誰もが抱く自然な感情です。でも、その不安に縛られて貴重な子育ての時間を十分に楽しめないのは、もったいない。
繰り返しになりますが、あなたが積んできた経験と「働きたい」という意欲があれば、道は必ず開けます。
安心して、今この瞬間を大切に過ごしてくださいね。