「うまくいかなかったらどうしよう」「体調が優れない日が続くと、これからもずっとこんな状態なのでは…」そんな不安に押しつぶされそうになったことはありませんか?
ここ2年近く、私自身もそんな不安のスパイラルに陥ってしまっていました。でも、ある気づきをきっかけに、少しずつその沼から抜け出すことができたのです。
この記事では「不安」との向き合い方について、実体験を交えてお伝えします。
「未来への不安」という名の幻想
日々感じている不安の多くは、自分自身が作り出している「架空の未来」に対するものなのかもしれません。
「このプロジェクト、失敗したらどうしよう」
「健康診断の結果が悪かったら、もう取り返しがつかないのでは」
「新しい職場で馴染めなかったらどうしよう」
どれも、まだ起こってもいないことに対する不安ですよね。一つの懸念点から、まるでドミノ倒しのように次々と悪い未来を想像してしまう…私はこのスパイラルにすっかりハマっていました。
何冊かの本を読んだり、コンサルタントさんに相談に乗ってもらったりして、あらためて気づいたのです。「不安は自分が作っている」という単純だけれど奥深い真実に。
「行動」が不安を打ち消す鍵となる
不安と向き合い、それを乗り越えるためには、単純ですが「行動する」ことが最も効果的です。
不安というのは、未知の領域に対する恐れから生まれます。
「うまくいくかわからない」
「失敗するかもしれない」
「期待に応えられないかも」
こうした思いが渦巻くのは、結果がどうなるかわからないからこそ。でも考えてみてください。結局、行動してみないことには、実際の結果はわからないのです。
どんなに頭の中でシミュレーションを繰り返しても、実際に起こることはそれとは全く違うことがほとんど。私たちの想像力は時に素晴らしいけれど、未来予測としてはあまり当てになりません。
「心配事の9割は、実際には起こらない」などと言われる所以です。
不安の沼から抜け出すための具体的ステップ
私自身、どちらかというと行動派を自負していましたが、今回抱えていた不安はなかなか手強く、持ち前の行動力を発揮できませんでした。しかし、悩んでいても始まりません。
では具体的に、不安のスパイラルから抜け出すためにはどうすれば良いのでしょうか?ポイントを5つにまとめます。
自分が本当に目指していることを明確にする
まずは「自分が何を目指しているのか?」を明確にすること。「大事なことトップ3」のように書き出してみましょう。目標が明確になれば、不安に押しつぶされそうになっても立ち返るべき原点ができます。
小さな一歩から始める
大きな目標に向かって一気に進もうとすると、それだけで不安になってしまいます。まずは小さな、確実に達成できそうな一歩から始めましょう。小さな成功体験の積み重ねが、自信につながります。
完璧を求めない
「失敗したらどうしよう」という不安は、完璧主義から来ることが多いもの。でも、完璧な人間なんていません。失敗することも含めて「経験」と捉え、そこから学ぶ姿勢を持ちましょう。
自分を労る時間を持つ
不安と向き合うのは、正直とても疲れる作業です。だからこそ、時には立ち止まって自分を労ることも大切。「よく頑張ったね」と自分自身に声をかけてあげてください。
周りの力を借りる
一人で抱え込まず、信頼できる人に相談するのも有効な方法です。客観的な視点が加わることで、自分では気づかなかった解決策が見つかることもあります。
不安と付き合いながら、自分のペースで前に進む
悶々と悩んだ末、ようやく私は行動を起こすことができつつあります。
そして気づいたのです。この「悶々と悩んでいて満を持したタイミング」が、自分にとっての今なのだと。人によって、不安と向き合い、それを乗り越えるタイミングは様々。
不安に打ち克つには行動。でも焦る必要はありません。自分と向き合って、時には自分を労って、一つ一つやっていけば良いのだと、改めて心しています。
いつか振り返った時に「あの時、一歩踏み出して良かった」と思える日が必ず来ます。あなたの一歩を、陰ながら応援しています。
私がこうした想いをまとめるために、参考にした本はコチラです。よろしければぜひお読みください。