こんにちは。女性管理職20年の いくみ(@nesan_blogger)です。
突然の連絡から生まれた再会。
お相手は、この記事を書いている2年前に転職していった元ビジネスパートナー(社内の業務委託先として主担当だった方)なのですが、
失われた縁が繋がり直した。心が揺さぶられた出来事をお伝えします。
才能ある人材が去っていく辛さ
あなたの職場でも、「あの人がいなくなったら困る」という存在が去っていくことはありませんか?
私が以前の部署で一緒に働いていた彼女も、そんな一人でした。いつも溌剌としていてパワフルで、そして礼儀正しくて…常に一生懸命だった姿が今でも目に浮かびます。
その後、私が部署異動した後も偶然に「業務委託主担当者」としてパートナーシップを続けてきた大切な存在。
ところが、彼女はある時期から上司との関係性に苦しみ始めました。その上司のもとでは彼女だけでなく、1人、また1人と部下が去っていく状況が続いていたのです。
「なんとかできないか」
心配はしていたものの、別部署のことに口を出せる立場ではなく、ただ見守るしかありませんでした。そして結局、2年前に彼女も会社を去ることになったのです。
「失われた縁」が再び繋がる喜び
先日、その彼女から一本の電話が架かってきました。
「いくみさん、お久しぶりです。実は今担当しているプロジェクトで御社との接点ができそうなんです」
久しぶりに会った彼女は、さらに一皮剥けて成長した姿で現れました。ディスカッションの中で感じる視点の鋭さや提案力に、ジーンと胸が熱くなって、再び縁が繋がったことが嬉しくなりました。
同じ会社にいる間は、上下関係や部署の壁があって、できることに限りがあります。
特に問題のある上司のもとで苦しむ人を助けたくても、他部署のことには手を出せない…そんな歯痒い思いを抱えることも少なくありません。
彼女が会社を去ったことは残念でしたが、それが「終わり」ではなかった。むしろ、同じ領域で切磋琢磨し合える、より対等なパートナーとしての関係への「始まり」だったのです。
組織の枠を超えた「ご縁」の育て方
このような「会社を超えたご縁」を大切にするために、私が心がけていることをお伝えします。5つあります。
- 去っていく人を責めない
どんな理由があれ、新たな道を選ぶ決断を尊重する。 -
連絡手段を絶やさない
SNSやメールアドレスなど、会社を超えたつながりを保てる手段を持っておく。 -
再会を喜ぶ心を持つ
「なぜ辞めたのか」ではなく「また会えて嬉しい」という気持ちで接する。 -
成長を素直に喜ぶ
かつての仲間の成長を自分のことのように喜べる心の余裕を持つ。 -
新たな協業の可能性を探る
立場が変わっても、お互いの強みを生かした新たな関係性を模索してみる。
人は去っても、縁は続く
私にとって今回の再会は、「人は去っても、縁は続く」ということを改めて教えてくれた大切な出来事でした。
そして、思いがけず連絡をくれた彼女に心から感謝しています。
「縁は、切れてもまた結ばれるもの。大切なのは、その再会を心から喜べる自分でいること」
これからも多くの出会いや再会を大切にしていきます。