こんにちは。女性管理職20年の いくみ(@nesan_blogger)です。
とある日の会議室。ふと気づくと、私の表情が険しくなっていました。議題は難しく、解決策も見えず…そんな中、部下さんたちが私の顔色をうかがうように視線を落としている姿が。
「あ、私の表情が職場の空気を重くしているんだ…」
同じような経験をお持ちのあなたへ参考になればと、この記事を書きます。
上司の難しい顔が職場の雰囲気を澱ませている
言い訳になってしまいすみませんが、上司って、何かと難事に立ち向かうことが多いんですよね。業績の数字、人員配置の問題、上からの要望…どうしても表情や雰囲気がどんよりしてしまいがち。
私も管理職として日々様々な課題に直面していますが、無意識のうちに眉間にシワを寄せ、ため息をついている自分に気づくことがあります。そして、そんな状態が続くと…部下さんたちがだんだん引いてしまうのです。
質問も減り、雑談も消え、オフィスには緊張感だけが漂う…そんな職場で働きたいと思いますか?
上司の笑顔がチームの生産性と幸福度を高める
では、どうすれば良いでしょうか?
それは「笑顔」です。ありきたりかもしれませんが、上司の笑顔一つでチームが変わるのです。
上司の笑顔が増えれば:
– チームの心理的安全性が高まります
– コミュニケーションが活性化します
– 創造性が発揮されやすくなります
– 職場のストレスレベルが下がります
– メンバーのモチベーションが向上します
ここで科学的な話をひとつ。人は「ミラーニューロン」という脳の仕組みにより、無意識のうちに他者の感情や表情を映し取る傾向があります。特に権限を持つ人の表情は、チーム全体に強く伝染するのです。
年度末の立て込みの時期こそ、笑顔の習慣化を
特に、この記事を書いているのが3月の年度末。誰もが忙しく、ストレスも溜まりがちな時期だからこそ、意識的に笑顔を増やすことをおすすめします。
具体的な実践方法については、以下のような要領です。
- 朝の挨拶から笑顔で:オフィスに入ったら、まず笑顔で挨拶を。これだけでチームの一日の始まりが変わります。
- 鏡チェックの習慣:デスクに小さな鏡を置いて、時々自分の表情をチェック。無意識の顰めっ面を発見できます。
- 会議前の「笑顔ワンポイント」:会議の直前に意識して口角を上げる。たった5秒の行動が会議の雰囲気を変えます。
- 良いニュースの共有:チームの小さな成功や嬉しい出来事を意識的に共有。笑顔の理由を増やしましょう。
とにかく、上司自らがご機嫌な雰囲気を醸していけば、チームの雰囲気もご機嫌になれるものです。
表情という無料の「チームビルディングツール」を活用しよう
どんなに忙しくても、どんな難題に直面していても、笑顔という無料のツールを活用すれば、チームの雰囲気は必ず変わります。そして、良い雰囲気は必ず良い結果を生み出すのです。
この記事で書いたことをXにも投稿したのですが、共感のリプライを幾つかもらい、関心の高さを実感しました。
難しい顔していることが多い上司
周りもつられてドヨーンとなってしまいかねないから
色々大変なことあっても
とにかく笑って上司がご機嫌にしていれば
チームも自然とご機嫌になれる年度末で立て込んでるときは
とくに心がけたい
難しい顔してても解決しないもの pic.twitter.com/ViLTO0mrN8— いくみ@女性管理職&ビジネス書著者 (@nesan_blogger) March 25, 2025
今日から意識的に笑顔を増やしてみませんか?あなたの表情が、チーム全体の幸福と生産性を高める第一歩になるはずです。
「管理職の仕事は、数字だけでなく、チームの空気も作ること」
この言葉を胸に、私も日々向き合っていきます。皆さんも、ぜひご一緒に。