こんにちは。女性管理職20年の いくみ(@nesan_blogger)です。
人事異動で新しい部署に行ったとき、欠かせないのが自己紹介。
特に上司の自己紹介ってともすると「演説」になってしまいがち、私も結構やらかしてしまっていました。
逆に、部下の立場で「こんな挨拶、いいな」と思ったことがあって、それ以来同じような自己紹介を心がけることにしています。
ポイントは【経歴ではなく”これ”を伝える】
事例を交えて解説します。
上司の自己紹介、つい長話になってしまう
「みんなに、自分のこと知ってもらいたい!」と願うあまりに、または「頼れる上司と思ってもらいたい」との思いから、つい、自己紹介に熱が入って長話になってしまうんですよね。
加えて、これまで何をやってきたのか?履歴書ばりに”ヒストリートーク”をしてしまったり…。
でもね。
ただでさえ、新しくやってきた管理職に対してなんとなく警戒心を持ってしまったり、「お手並み拝見」的に品定めしそうになるのも部下さんの心理ですから、長々と語られたところで、聞く耳持てなくなりがち。
そればかりか「長話好きな痛い上司」との印象も与えてしまいかねません。
たかが自己紹介、されど自己紹介です。
秀逸だった新ボスの自己紹介
ある時。我が部署に新しいボスがやってきて、その自己紹介が秀逸でした。
それまでの経歴をほぼ一言二言でサラッと話した後に
「なので、私、こんなことができます。みんなのために頑張ります。」
「これから、よろしくね」
と締めくくられていて、おそらく時間にしたら1分あったかないかくらい。
なのですが
「こんなことができます」というその言葉が刺さった!色々と助けてもらえそうだという印象を持ちました。
「自分がやってきたこと」ではなく「自分ができること」を伝える
上司から部下さんへ、自分のことを伝えるときに「自分がやってきたこと」ではなくて「自分ができること」という表現って大切。
言っていること、その中身は同じかもしれませんが、お相手の受け止め方が違うんですよね。
上司は自分の経験に「なるほどーー」と共感してもらうのが仕事ではなく、部下さんを助けるのが仕事ですから。
冒頭でもお伝えしましたが、以来、私もこの自己紹介を真似させてもらっています。
動画にも撮りました。よろしければご覧ください。
最後にひとこと
そそ、肝心のその「自己紹介の主」である当時のボス。その後もとっても頼り甲斐があって尊敬していたのですが、残念ながら今から数年前に転職してしまったのです。
この記事を書いていて、ボス、今頃どうしているかなーー懐かしさが込み上げてきました。