こんにちは。著書やSNSや動画やブログや、ありとあらゆる発信を頑張っている いくみ(@nesan_blogger)です。
情報発信を続けていると、ふと立ち止まって「このままでいいのだろうか」と悩むことがあります。特に、ある一部のニーズを対象としたテーマを扱っている場合、その葛藤は深いもの。
この記事では、そんな情報発信者としての私の迷いと決断についてお伝えさせてもらいます。
情報発信者なら誰もが陥る「テーマ選び」の迷宮
あなたは自分の発信内容に、時々疑問を感じることはありませんか?
「もっと多くの人に届くテーマにすべきなのでは」
「この内容は本当に価値があるのだろうか」
「自分の強みは何なのか、見失ってしまった」
私も例外ではありませんでした。『女性管理職が悩んだ時に読む本』という本を出版した後、次の本のテーマで2年も悩み続けている最中です。
女性管理職というテーマは、私にとっては唯一無二の、それこそ人生そのものとも言えるものです。でも同時に、世の中の広い範囲の人たちに必要とされるか?と問われると正直違います。
もっと職場のコミュニケーションやメンタルヘルスのような、広い範囲で必要とされるテーマに移行すべきなのか。この葛藤が、私の中でずっと続いていました。
なぜ「サムシングスペシャル」にこだわるべきなのか
とある時。情報発信の師匠と話す機会に恵まれました。そこで言われた言葉が、モヤモヤしていた霧を一気に晴らしてくれたのです。
「あなたは、あなたの信念を貫くことで良い。たとえ『女性管理職の支援』というテーマが必要とされる人が少なかったとしても、それがあなたの強みなのだから」
この言葉を聞いて、ハッと気づいたのです。
情報発信の価値は、「どれだけ多くの人に届くか」ではなく、「必要としている人にどれだけ深く届くか」なのだと。
どんなに汎用的なテーマを選んだところで、すべての人に響くことはありません。逆に、専門性の高いテーマだからこそ、本当に必要としている人の心に深く刺さることがあるのです。

自分ならではの発信をするための具体的ステップ
では、自分の「サムシングスペシャル」を大切にしながら、情報発信を続けていくには、どうすればよいのでしょうか。ポイントを4つにまとめます。
自分の強みを再確認する
まずは、自分が本当に語れる領域、情熱を持って伝えられるテーマを書き出してみましょう。私の場合は、20年の女性管理職としての経験から得た知見でした。あなたならではの経験や視点は何でしょうか?
迷ったときは原点に立ち返る
「もっと多くの人に届けたい」という気持ちから、自分の強みから離れたテーマに手を出してしまいそうになったら、一度立ち止まりましょう。なぜ情報発信を始めたのか、その原点に戻ることで、本来の道が見えてくるはずです。
小さくても熱心なファンを大切にする
専門性の高いテーマは、必然的に対象となる読者層が限られます。しかし、その分野に本当に悩みや関心を持つ人たちは、あなたの発信を心から必要としています。その小さな、しかし熱心なファンを大切にしましょう。
情報の取捨選択を徹底する
様々な情報が溢れる中で、すべてを取り入れようとするのではなく、自分のテーマに関連する情報を厳選して取り込むことが大切です。そして、その情報を自分なりに咀嚼し、オリジナリティを加えて発信していきましょう。
前進あるのみ、自分の道を貫く覚悟
結局のところ、情報発信で最も大切なのは「自分らしさ」なのかもしれません。
あらためて、私自身「女性管理職の支援」という自分ならではのテーマを貫き、前進していく覚悟を決めました。
たとえ対象となる読者が限られていても、その分野での専門性や数多の経験は、必要としている人には価値を感じ取ってもらえることでしょう。
最後にひとこと
自分の信念を貫くことは、時に孤独で勇気のいることです。
でも、その道を進んだ先に、本当にあなたの言葉を待っている人がいます。そのことを信じて、一歩一歩前に進んでいきましょう。