こんにちは。女性管理職20年の いくみ(@nesan_blogger)です。
業務委託先との協業は、もはや現代のビジネスには欠かせないもの。でも、会社が異なることで生じる様々な課題に、日々直面していませんか?
この記事では、業務委託先とのより良い関係づくりについて、最近経験した出来事も踏まえてポイントをお伝えします。
見えない相手との関係づくりの難しさ
業務委託先からの新たな要望。
とある時に一通のメールで届いた内容に、私も部下さんも戸惑いを感じました。
これまで先方が取りまとめてくれていた業務部分の一部について、今後は弊社側で巻き取ってもらえないでしょうか?という相談です。
実際の業務を担当している部下さんの負荷を考えると簡単には受け入れられないし、メールの文面だけでは先方の真意が見えてこない。
なぜ巻き取る必要があるのだろうか?どうしてもその必要があるのならば仕方ないのかもしれないけれど…悶々としている私に、「もう少しよく確認してみます」と部下さん、先方の担当者と積極的にやり取りを進めようとしてくれています。
現場の積み重ねがWin-Winを生む
この件はまだ現在進行形なので行く末が定まっていませんが、さておき。
やはりお互いに会社が異なる中で同じ目標に向かっていくわけですから、現場の担当者どおしが積極的にコミュニケーションを取ってくれているのは、本当にありがたい。
「取引関係を成立させる」という会社の上層部だけの思惑ではなく、実際に手と手を取り合って築き上げる信頼関係。それこそが持続可能な協業の基盤となるのです。
また、長年のパートナーだったとしても、会社の方針で突然協業先が変わることもありうる。できる限り素すした事態は避けて欲しいものですが、だからこそ日々の積み重ねが大切なのだともいえます。
見えないからこそ大切なコミュニケーション
お互いに業務をしている場所が異なるから、相手の状況が見えない。いわゆる遠隔で共同作業をしているわけです。
基本的なことかもしれませんが、電話やメールを使ってのこまめな連絡はもちろんのこと、リモートを活用して(この記事で取り上げている協業先さんは関西圏に所在していて、関東圏にある弊社と対面で打ち合わせをするのは難しい)の定例会議など、離れていてもできうる限りでのコミュニケーションに努めることが大事。
加えて部下さんたちが協業によってより効率化を図れるよう、マネジメント側がしっかりとサポートしていくことも欠かしてはなりません。
最後にひとこと
どんな要望や課題が生じても、まずはお互いの立場を思いやること。
そして、部下さんの意見に耳を傾け、共に解決策を見出していく。それが私たち管理職の大切な役割なのだと、この出来事であらためて実感しています。